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安倍元首相の「国葬招待状」名前間違えに誤用、返信期日は手書き修正の混乱ぶり…SNSは「お粗末の極み」と絶句
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.09.14 19:00 最終更新日:2022.09.14 19:00
安倍晋三元首相の国葬が、約2週間後に迫ってきた。政府は順次、関係者に「国葬招待状」を送っているが、その出来ばえはあまりにお粗末なものだった。
9月12日の会見に出席した松野博一官房長官は、どの程度の数の招待状を送付しているのか聞かれ、「送付先は先例を参照しつつ検討し、現・元『三権の長』、現・元『国会議員』、海外の要人、立法・行政・司法関係者、地方公共団体代表、各界代表等です」と語っている。
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実際、ここ数日、多くの現・元国会議員たちが、SNS上で「国葬招待状が来た」と発言している。元衆院議員の井戸まさえ氏は、9月10日に自身のTwitterを更新。ずさんな招待状の様子をこう伝えている。
《土曜の朝、速達が届き、なにかと思えば国葬儀の案内。
注目したのは出欠の返信期日で、修正ペンで消した上で手書きで書き直し!(出席での返信が少なかったから、元職にも急遽発送?)
「国葬儀」という国にとっては大きな儀典で、準備にそこそこ時間もあったにもかかわらずこんな行き当たりばったり、アナログぶりはあり得ない。不格好な案内を出すこと自体が岸田政権の無能を象徴するよう。》
さらに、こうもつづっている。
《本来の返信期限はいつだったのかな、と思い透かしてみたが、修正テープ二重のため読み取れず、失礼ながらスクラッチ。
なるほど、8日(木)。その1日、2日前に戻りハガキの状況を見て、期限延長、速達対応を決めたんだろうね。
(原状回復して、期日までに返信します)》
まさに、政府の混乱ぶりが見てとれる。井戸氏は「欠席」と書いて投函するという。
「13日には、演出家の宮本亞門さんも《どうしてこれが僕に? 何かの間違いでしょう》と困惑しつつ、招待状を受け取ったことを明かしています。宮本さんは2019年に『亜門』から『亞門』へ改名していますが、招待状には『宮本亜門』と記されていましたから、間違いです。
そのうえ、頭語を『謹啓』、結語を『敬具』としていますが、ビジネスマナー的には『謹啓・謹白』をセットにするのが一般的です。日付修正といい誤字・誤用といい、政府は相当バタついているようです」(政治部記者)
SNSでは、あまりのお粗末ぶりに絶句する人が続出した。
《海外の要人にもこんなお粗末な招待状送ってないよな?これ以上の恥の上塗りはヤメてくれ!》
《手書き修正するとしても、修正テープって…訂正するなら2本線(取消線)だろ?(訂正印は省略したとしても)速達とか元議員とかツッコミどころ満載すぎる。》
《国葬招待状、招待者の名前を誤字るって物凄く失礼だし謹啓で始まって敬具で終わるとか担当部門は余程人手不足なんだな。学生バイトでも使ってるのかな。》
招待状がこの有様では、国葬当日の進行にも不安が残る。
写真提供:井戸まさえ事務所
( SmartFLASH )