安倍晋三元首相を銃撃、殺害した山上徹也容疑者をテーマにした映画『REVOLUTION+1』が、9月27日の国葬義に合わせて公開される。映画についてはSNSでもさまざまな意見があるが、圧倒的に多いのが批判や憤りの声だ。
《聴衆が大勢いる衆人環視の中で殺人を犯した者の映画を、その被害者の国葬の日に上映するって頭がイカれてるのですか?》
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《山上容疑者の映画を国葬当日にやる方もどうかと思うわ。私は国葬反対だけど、これはおかしいと思う》
《こういう映画をわざわざ作って嬉しそうに国葬の予定日にぶつけるってね…親族の方々…特に昭恵さんに対して酷い仕打ちだと思う。昭恵さんが不憫で仕方ない》
また、国際政治学者の三浦瑠麗氏も自身のTwitterで、
《「国家に対するリベンジ」…。革命ごっこの味が忘れられないんでしょうねぇ。まあ山上ほど成功したテロリストはなかなかいませんものね。よくわかります》
と、皮肉を交えて批判している。
「足立監督は元日本赤軍のメンバーで、20年以上国際指名手配された末にレバノンで逮捕されています。監督は『山上の内面に迫りたかった』と話していますが、獄中の容疑者に取材することもなく、また裁判も始まっていない段階でどうやって内面を描けるのか、疑問が残ります」(政治ジャーナリスト)
また、この映画を朝日新聞が《精神的に行き詰まっていく様を丁寧に追っている》《客観的に容疑者を描こうとしている》などと好意的に紹介したことで、批判の矛先は朝日新聞にも向かっている。
《今般の山上を題材とする映画製作、それについての朝日の報道姿勢に「テロの正当化」が通底することを懸念しています》
《安倍総理を暗殺したテロリストを主人公にした映画を嬉々として紹介する朝日新聞はもう正気の沙汰ではない》
国葬義の日、故人を静かに弔うことはできないようだ。
( SmartFLASH )