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修学支援「子供3人以上なら年収380万円以上に拡大」も「ケチくさい」「出産舐めとんのか?」と不満噴出
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.10.19 18:19 最終更新日:2022.10.19 18:26
10月18日、文部科学省は大学、短大、専門学校などに通う学生について、修学支援の対象を拡大することを明らかにした。
「これまでの高等教育修学支援制度の対象は、世帯年収が380万円未満でした。2024年度からは、年収380万円以上でも、扶養する子供が3人以上いれば対象となります。
現行の制度では、年間最大約70万円の授業料減免と、約91万円の給付型奨学金を受けられますが、年収380万円以上の世帯の学生は、返済義務のある奨学金しか受けることができず、不公平だという声がありました」(週刊誌記者)
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ほかにも、これまで中間層への支援が不十分だという批判があったほか、少子化対策のためにも拡充を求める声があった。支援対象の拡大方針を示したことで、国はその要望に応えたわけだが、SNSでは、この方針へ不満が噴出している。
《子供が3人以上?ケチくさいこと言ってないで全ての子ども一律に支援しろよ。所得制限も廃止で》
《出産舐めとんのか? この政策があるから3人目産もう!なんてハードル高い事考えるかね? 第2子以降どころか1人でいいやってなる家庭がたくさんいるんだから、せめて人数制限は無くすべきなのでは…》
《出生率が1.3ってことは、2人目支援しないと、2人以上産むって人が増えないんじゃないの?周りだと1→2への壁が高い気がする》
《うちの父親は、勤めていた会社が3回も潰れて年収390万、母親は病気で働けず、理系の子供二人。物の見事に支援の対象から外されている。大学院行きたかったよ》
このように、子供が3人いないと支援の対象にならないことや、そもそも3人の子供を産み、育てることのハードルの高さを指摘する声が相次いでいるのだ。
対象の拡大は“一歩前進”であることは間違いないが、まだまだ子育ての現場とはかけ離れているようだ。
( SmartFLASH )