11月2日、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係を批判され、大臣を辞任した山際大志郎・前経済再生担当相が、自民党の新型コロナ対策本部の本部長に就任し、会合でこう挨拶した。
「コロナと戦ううえで最大の武器といってもよいワクチンについて議論したい。『ウィズコロナ』を維持するため、すべきことはたくさんあり、政府とともに取り組んでいきたい」
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会合では、オミクロン株に対応したワクチンを接種した人の割合が、およそ5%と低迷していることなどが話し合われたという。NHKが報じた。
だが、旧統一教会との関係が批判され、大臣を辞任した山際氏が、新型コロナ対策本部の本部長という要職に就任したことに、SNSでは批判が殺到した。
《自民党はどうかしている。よほど人材難?》
《記憶がすぐ消える山際に、コロナ対策なんて任せられるわけないだろう。自民党は国民をなめてるのか?》
《自民党、コロナ対策やる気ねぇだろ》
《記憶が無くて自らの振り返りも出来ない人にコロナ対策を仕切るなんて無理でしょ》
10月27日には、自民党の麻生太郎副総裁が、自派閥の会合でこう陳謝していた。
「今回、山際先生の辞任の件で、いろいろ皆さんご心配いただいて、ご迷惑をおかけしましたので、心からお詫びを申し上げる次第です」
10月28~30日に、日本経済新聞社が実施した世論調査では、山際氏について「辞任は当然だった」との回答が77%に上っていた。
舌の根の乾かぬ内の、山際氏の重要ポスト就任。批判が殺到することを自民党が予想できなかったとしたら、あまりにお粗末というものだ。
( SmartFLASH )