実業家のイーロン・マスク氏がTwitter社を買収後、さまざまな改革に乗り出し、注目を集めている。
問題発言などで“凍結”されていたアカウントの解除もおこなわれ、そのなかには、ドナルド・トランプ前米国大統領も含まれている。
トランプ氏のアカウントは11月19日に凍結解除され、11月27日現在でフォロワー数は8776万。凍結前の8877万に近づきつつある。フォロワー数がすべてではないが、その人物の影響力、発言力の大きさの、ひとつの尺度となることは間違いないだろう。
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では、日本の政治家でTwitterのフォロワー数が多いのは誰なのか。現役の国会議員、自治体首長を対象にランキングを作成してみた。
10位は松井一郎・大阪市長で42.8万フォロワー(11月27日時点、以下同)。結党時から「維新」の中心的存在で、2022年8月まで「日本維新の会」代表をつとめた。2023年4月の任期満了で市長を退任し、政界引退の意向を示している。ちなみに、松井氏の後任である馬場伸幸・日本維新の会代表のフォロワーは3.7万。
9位は山本太郎・れいわ新選組代表で49.2万フォロワー。プロフィールの位置情報は「伏魔殿 周辺」となっている。
8位は元自衛官で「ヒゲの隊長」こと佐藤正久・参議院議員で51.6万フォロワー。国防に関するツイートがメイン。
7位は高市早苗・経済安全保障担当大臣で、52万フォロワー。2021年9月の自民党総裁選では国会議員票で2位。
6位は蓮舫・参議院議員で53.7万フォロワー。野党の国会議員ではトップ。愛犬の写真を投稿することも多い。
5位は岸田文雄・総理大臣で62.5万フォロワー。ユーザー名は「@kishida230」。「ふみお」ですね。この順位は、現役の総理としては少し残念…。
4位は菅 義偉・前総理大臣で65万フォロワー。ユーザー名は「@sugawitter」。意外とユーモアのある「ガースー」です。
トップ3の前に、11位以下を。
11位 泉房穂・明石市長 36.1万フォロワー
12位 片山さつき・参議院議員 29万フォロワー
13位 熊谷俊人・千葉県知事 28.9万フォロワー
14位 玉木雄一郎・国民民主党代表 28.6万フォロワー
15位 世耕弘成・自民党参院幹事長 28.4万フォロワー
3位は小池百合子・東京都知事で93.2万フォロワー。国会議員時代からTwitterで発信を続ける。2022年4月には《おう。。ようやく”電磁波”対策が具体になったのか。なるほど。》《2011年の衆議院予算委員会での質問なのだ》とツイート。言葉遣いが普段と違い、「乗っ取りか?」と話題になったが、真偽は不明。
2位は吉村洋文・大阪府知事で127.7万フォロワー。2位・3位が東京と大阪の知事、13位にも千葉県知事と、いまや自治体の首長にはTwitterでの発信は欠かせないものになりつつある。
そして1位は、河野太郎・デジタル大臣で263.4万フォロワー。さすがはデジタル大臣、ぶっちぎりだ。政治関係だけでなく、「エゴサーチネタ」も多いのが特徴。2010年1月からTwitterを開始し、これまでのツイートが2.6万件というから、ツイートの多さも人気の一因かもしれない。
現役の政治家以外では、元大阪府知事の橋下徹氏が269.1万フォロワーを誇る。そして、故・安倍晋三元首相が256.1万フォロワーなどとなっている。安倍氏のツイートは、凶弾に倒れる前日、7月7日のものが最後となっている。
( SmartFLASH )