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「岸田さん、春節の入国制限を」中国のコロナ感染爆発「20日で2.5億人」報道、アメリカはビザ発給停止
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.12.26 17:10 最終更新日:2022.12.26 17:14
中国では、12月に入ってから20日までに、2億5000万人が新型コロナウイルスに感染した――と、海外メディアのブルームバーグやフィナンシャル・タイムズが報じている。
これは中国の人口14億人の約18%にあたる数字で、世界的に見ても最大級の感染規模となる。情報源は、中国・国家衛生健康委員会から流出した内部資料とされる。
同委員会は25日から日次の感染者数の公表を停止しているが、下部組織が25日に発表した前日の感染者は2940人で、死者は0人。前述した報道の数字とは大きな乖離がある。
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衛生当局とは別に感染者数を公表している地域もあり、人口6540万人の浙江省では新規感染者が毎日100万人近くになり、元日の頃には200万人になる見通しだと発表している。
大規模な抗議デモなどが起き、ゼロコロナ政策を放棄した中国だが、感染の急拡大が続いているのは間違いなさそうだ。こうなると、隣国である日本にも影響がないとは言えない。
《春節とやらで日本に来なさんなよ》
《中国でコロナの感染者・死者が爆増してるけど、キッシーはインバウンド目的で春節の中国人受け入れするん?》
《さあ、岸田さん、どうする?早く中国からの入国規制してください!でもしないんだろうな。それで、年明けて春節にはまた3年前と同じ事が起きるんだ》
と、SNSでは中国の旧正月「春節」前後に増える来日観光客を警戒する声が多数ある。
玉木雄一郎・国民民主党代表は、26日、自身のTwitterを更新。
《適切な情報開示がなければ、春節の前に中国からの入国は制限せざるを得ないのではないか。2年の時を経てコロナ対策が振り出しに戻るようなことになれば悪夢だ》
と投稿している。2020年の春節当時、日本は中国からの入国を規制しておらず、それが日本国内で新型コロナウイルス感染を拡大させたとする説を受けてのコメントのようだ。
日本は水際対策を緩和しており、訪れる外国人が増加している。2022年11月の訪日外国人は93万4500人で、10月の49万8600人から倍増に近い。コロナ禍前の2019年11月(244万1274人)の4割近くまで回復している。
2023年の春節は1月22日。それにともなう中国の連休は1月21~27日となっている。中国からの訪日客は、まだ規制があるせいで2万1000人と少ないが、規制が緩和されれば急増することは間違いない。
在中国米国大使館は、12月15日からビザ発給を停止している。コロナ拡大による人員不足を理由としているが、変異株を警戒しているとの見方もある。
わが国も、何らかの手を打つべきではないか。
( SmartFLASH )