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超高齢化社会には必須?「爪に貼ったシール」で徘徊者を守れ社会・政治 2017.07.11

超高齢化社会には必須?「爪に貼ったシール」で徘徊者を守れ

写真:入間市

 

 超高齢化社会がさまざまな問題を引き起こしている。そんななか、埼玉県入間市が徘徊高齢者を早期に発見する画期的な取り組みを始めている。

 

 約1cm四方のシールに身元特定番号などが登録されたQRコードを印刷し、手や足の爪に貼ってもらうというものだ。この「爪Qシール」を無料配布する「徘徊身元確認支援サービス」は2016年11月からスタートした。

 

 入間市役所福祉部高齢者支援課高齢者支援担当の長谷川直人さんに話を聞いた。

 

「入間市ではこれまでにも、身元特定番号などが印字された靴貼り『かかとステッカー』やQRコードが入った『徘徊SOS支援キーホルダー』などを導入していました。

 

 しかし、ご本人が靴を履かずに出かけてしまったり、キーホルダーを家に置いてしまったりという問題点がありました。直接体につけるものであれば、家に置いたまま出かけてしまうことが少ないだろうと『爪Qシール』を取り入れました。日本の自治体では初めての取り組みです」

 

 導入にあたっては多くの職員が実際に爪に貼って、使用感を試したという。

 

「毎日家事をしている方にも貼っていただきました。入浴などを普通におこなっても約2週間は爪からはがれずに使用できます」

 

「爪Qシール」のQRコードに入っている情報は、入間市の名称と役所の電話番号、それと利用者の身元番号のみだという。万が一、無関係の人にQRコードを読み取られても個人情報が洩れる恐れはない。

 

 それでも「爪Qシール」の開発には、人権問題などを危惧する声もあったそうだ。

 

「入間市で実際に導入したところ、利用者のご家族からは『とても助かる』というお声をいただいています。長期にわたってご家族が行方不明になる不安よりも、早く戻って来てほしいというお気持ちのほうが実情に沿っているようです」

 

 目立たないようにしたいのであれば、足の爪に貼るという方法もある。一般の市民にも「爪Qシール」の認知が広がれば、すぐに徘徊者とわかり対応もしやすくなるはずだ。

 

 入間市の取り組みは日本全国だけではなく、世界中からも注目を集めているという。

 

「アメリカのCNNやイギリスのBBCなどから『爪Qシール』についての取材がありました。先進国はどこも高齢化問題を抱えているので、画期的な取り組みだと評価をいただきました」

 

 高齢者の徘徊問題は、どこの自治体も決して他人事ではない。「爪Qシール」などの画期的な取り組みが、これから日本全国へ広がっていくだろう。

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