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岸田首相のキーウ訪問に「事前承認を」立憲・泉代表の発言に批判集中 国民・玉木代表は「国益にかなう判断を」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.02.27 18:18 最終更新日:2023.02.27 18:30
立憲民主党の泉健太代表が2月25日、岸田文雄首相によるウクライナの首都キーウ訪問について言及。「秘匿して行く必要があるのか。国会の了承を得て堂々と行くのもひとつの姿だ」と記者団に語り、国会の事前承認が必要だとの認識を示した。
これに反応したのが、国民民主党の玉木雄一郎代表だ。2月26日、Twitterに
《総理や閣僚が国会開会中に外国訪問する際には議員運営委員会の事前承認が必要ですが、セキュリティの問題などを考えると国会やメディアに事前に知らせることはリスクを伴います。岸田総理のキーウ訪問については、野党も事後報告を認めるべきです。国益に叶う判断が必要です》
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と投稿。立憲・泉代表とは正反対の意見であることを表明した。玉木代表は26日、自身のYouTubeチャンネルを更新。「平時のルールで総理大臣を縛っておくのは、国益に反する。そこは野党も必要性を認めて、『事前に聞いていないのに行きやがって、けしからん』ということをやめることが大事」だと語った。また、2022年の年末に、岸田首相が電撃訪問を模索したものの、一部メディアのすっぱ抜きによって断念した、とも語っている。
SNSでは、玉木氏の意見に対し
《当たり前のことを言う野党さんがいて少し救われます》
《こんな当たり前のことが、泉代表には分からないらしい》
と、賛同する声が多数。一方、泉氏の「事前承認必要論」には
《事前承認で日程を明かして行けるほど、安全が確保された状況だと思っているのでしょうか?立憲の安全保障に対する認識がよく分かる発言だと思います》
《平和ボケかお花畑か…これだから立民には政権を絶対に任せられない》
など、さんざんな言われようだ。
「事前承認」に批判が多いことに焦ったのか、泉代表は26日にTwitterを更新。
《総理のウクライナ訪問の国会承認。国益を考慮しながら、立憲民主党も対応します。例えば日時を特定せず「○月中に訪問する」など包括的な承認を得る方法はどうか。また万が一にも不測の攻撃が起きぬよう、米国と同様、ロシア側には事前通知すべき》
と投稿。だが、これに対しても
《思いつきの連発》
《立憲民主党は対応して下さらなくて結構です。ロシアへの事前通告は、大国同士の最悪の事態を避けるためです。日本が通告しても、同じ対応になるとは限りません》
など、批判的な意見が多く上がった。ツイートへのコメントは700以上寄せられているが、肯定的なものは、わずか2件のみ(本誌調べ、2月27日16時時点)だった。
( SmartFLASH )