社会・政治社会・政治

高市早苗氏、立民の入手文書を「捏造」と断定「本物だったら辞職してもいい」に「令和の偽造メール事件」心配する声

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.04 17:25 最終更新日:2023.03.04 18:04

高市早苗氏、立民の入手文書を「捏造」と断定「本物だったら辞職してもいい」に「令和の偽造メール事件」心配する声

立民・小西洋之氏の質問を聞く高市早苗氏(写真・時事通信)

 

「仮にこれが捏造の文書でなければ、大臣、そして議員を辞職するということでよろしいですね」

 

「けっこうですよ」

 

 このようなやり取りがあったのは、3月3日の参院予算委員会。「文書」とは立憲民主党小西洋之参院議員が入手したという、総務省の「内部文書」のこと。

 

 第2次安倍政権時に総務大臣だった高市早苗経済安保担当大臣は、この文書を「まったくの捏造」と反論。「もし本物なら議員辞職するのか」と迫る小西議員に対し、高市大臣が受けて立ったのが、冒頭のやり取りだ。

 

 

 この文書はA4用紙78ページ。安倍政権が総務省に対して圧力をかけたという内容で、放送法の「政治的解釈」をめぐって『サンデーモーニング』(TBS系)などの番組名が出てくる。

 

 小西氏は、文書は総務省職員から託されたもので、「総務省の最高幹部に共有され、超一級の行政文書」だとしている。

 

 高市大臣は「日付は不明だし、安倍総理に放送法についてレクをしたこともない。もし文書に会話が残っているなら、私の電話に盗聴器がついているのか」として、内容を否定している。

 

 現段階で真偽は不明だが、SNSでは、

 

《高市は墓穴を掘っちゃったね》

 

《コニタンの挑発に乗って辞めるなんて言った高市の負け》

 

《捏造文書だった時は小西議員は議員辞職しないとダメだよね~ 私も騙されたとか言って議員辞職を免れるのはダメだと思う!》

 

 など、さまざまな意見が。そして多いのが、17年前の「あの事件」を思い出すという声だ。

 

《もし小西が捏造していたら永田メール事件の再来だよなぁ》

 

《さすがに令和の時代にもなって永田議員の堀江メールの再来はないと思うけど》

 

《令和の永田メール事件やな》

 

「2006年2月、国会で民主党の永田寿康議員が、あるメールを証拠として自民党の責任を追及しました。それはライブドア社長だった堀江貴文氏が、2005年の総選挙出馬に際し、自民党幹事長に3000万円を送ったとするものでしたが、結局そのメールは捏造だったと判明しました。

 

 この件で永田氏は議員を辞職、民主党執行部は総退陣しました。そして永田氏は民主党を除籍され、離婚調停など多くのトラブルを抱えることになり、2009年1月に自死しています」(週刊誌記者)

 

 今回の一件は、官僚の責任を問う事態にもなりかねず、森友学園をめぐる公文書偽造問題を思い起こして、《赤木さんのような犠牲者を生まないで欲しい事だけ願いたい》との声も。

 

 はたして、着地点はどこに――。

( SmartFLASH )

もっと見る

今、あなたにおすすめの記事

社会・政治一覧をもっと見る