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共産党「志位氏辞任要求」で2人めの除名者が「やっていることスターリン」「政権とったら粛清が」SNSで広がる警戒感

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.17 15:34 最終更新日:2023.03.17 15:38

共産党「志位氏辞任要求」で2人めの除名者が「やっていることスターリン」「政権とったら粛清が」SNSで広がる警戒感

日本共産党の志位和夫委員長

 

 3月16日、日本共産党が、志位和夫委員長の辞任を求める著書を出版した、党京都府委員会所属の鈴木元氏を党規約上もっとも重い除名処分にした。共産党は2月にも、党首公選制を主張したジャーナリストの松竹伸幸氏を除名処分としている。

 

 鈴木氏は1月に『志位和夫委員長への手紙』(かもがわ出版)を出版。著書の中で、志位氏の辞任や党首公選制の導入などを主張した。松竹氏と同時期に書籍を刊行したことを、党側が「分派活動」と認定した模様だ。

 

 

 党京都府委員会は3月17日、HPで鈴木氏の除名処分についての見解を公表。

 

《鈴木氏の一連の発言や行動は、党規約の「党内に派閥・分派はつくらない」(第3条4項)、「党の統一と団結に努力し、党に敵対する行為はおこなわない」(第5条2項)、「党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない」(第5条5項)という規定を踏みにじる重大な規律違反です》

 

 としたうえで、3月15日に鈴木氏の除名処分を決定。3月16日、中央委員会がこれを承認し、確定したことを報告した。

 

 一方、鈴木氏はFacebookで、3月16日に除名されたことを報告したうえで、《なぜ今頃、私の除名処分など行って党の危機を生むようなことをするのだろうか。志位委員長ら共産党指導部の責任が問われる》と書き込んだ。

 

 作家でジャーナリストの門田隆将氏は3月17日、自身のTwitterにこう書きこんだ。

 

《言論の自由のない共産党では異論は直ちに排除される。査問と除名の歴史の共産党。恐ろしい》

 

 志位委員長への辞任要求で、2人めの除名処分が出たことに、SNSでは共産党および志位氏に批判的な声が多く上がった。

 

《日本と考え方の違う中国、ロシア、北朝鮮と「話し合い」で解決しろと言うくせに、志位和夫と考え方の違う党員は「話し合い」せずに除名する日本共産党》

 

《やってること、バリバリ アンタの憧れのスターリン》

 

《もし日本に共産党政権が出来たら、政権批判したら粛清されるだろう》

 

 一方、2021年衆院選東京3区で、党の公認候補だった香西克介氏は同日、自身のTwitterにこう書き込んだ。

 

《志位氏に辞任要求しようが、党首公選制を主張しようが、党内での議論なら除名はもちろん処分になどなりません 規約に背く、団結をみだす、決定に背く…これらが処分の対象になるってことは、自民党や公明党の規約にも定められてますよ うちほど自由でオープンかつ真剣に運営している党はないよ》

 

 党の蛭子(えびす)智彦・南あわじ市議会議員は3月17日、自身のTwitterにこう書きこんだ。

 

《共産党は組織を立て直すより、崩壊へと進み始めたと理解します。民主集中の集中と言う負の精神は、党員の多くに共有されてますから劇的な反乱は起こらないでしょうが、慢性疾患のように体を蝕んでいくと思われます》

 

 志位氏が党の委員長になって23年。1922年の創立から101年めに入った共産党が、4月の統一地方選を前に、大きく揺れている。

( SmartFLASH )

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