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岸田首相、インド首相から「閣下」と呼ばれて舞い上がる…9.8兆円支援も成果は「緊密な連携」と「日本招待」だけのトホホ
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.21 18:02 最終更新日:2023.03.21 18:10
3月20日、岸田文雄首相は訪問先のインドで演説し、「自由で開かれたインド太平洋」の新たな推進計画を発表した。グローバルサウスと呼ばれる途上国のインフラ支援として、日本が2030年までに官民で750億ドル(約9兆8000億円)以上の資金を投じると明かした。
具体策として、政府開発援助(ODA)の拡充や、同志国の軍への安全保障面での無償支援も進めるとし、「日ASEAN統合基金」に1億ドル(約131億円)を拠出するとも表明した。
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演説を終えた岸田首相は、モディ首相とニューデリーの「ブッダ生誕記念公園」を45分間ほど散策。モディ氏は岸田首相を「Excellency(閣下)」と呼び、公園内の花や鳥などの話題で談笑した。モディ首相が、岸田首相を「歓待したい」と誘ったという。
「モディ首相との会談では、G7広島サミットと9月にニューデリーで開かれるG20首脳会議の成功に向け、緊密に連携することで一致。G7サミットに招待すると伝えると、モディ首相も快諾しています」(政治担当記者)
2022年3月、岸田首相は、首相就任後初の2国間訪問としてインドを選んだ。モディ首相と会談し、向こう5年間でインドへ5兆円投資するとの目標を掲げた。それからちょうど1年たち、順調に実績が重ねられていることを両首脳とも歓迎したという。
「外務省のサイトでは、今回の首脳会談の成果がアピールされています。たとえば、インドの高速鉄道の進展に向け、日本が3000億円を限度とする円借款を供与することで合意したなどと書かれています。
気になるのは、ワーキングランチの成果として、『力を背景とした東・南シナ海の現状変更は許容しないことを確認』『北朝鮮への対応で引き続き連携』『スリランカについて緊密に連携』『安保理改革に向け引き続き緊密に連携』と、“確認” や “連携を継続” としか書かれていないことです。
5兆円に続き、今回も9.8兆円超を支援しながら、日本が得るものは、インドとの『緊密な連携』と『モディ首相の訪日』のみ。日本が15兆円投じただけのメリットはなにがあるのかと、疑問の声も出ています」(同)
実際、SNSでは、岸田首相の新たな対外支援策に対し、批判的な声が上がっている。
《やはりまた支援金などをばらまいてきました。このお金どこにあるんでしょう》
《その金そのまま、少子化対策、貧困対策に使え!日本は最早途上国だわ!》
《そのお金はどうするの?増税ですか?まずは今のインフレをどうにかして下さい。支援より支援される方になりますよ。未来が心配です》
インド訪問後、ウクライナの首都キーウを電撃訪問する岸田首相。ゼレンスキー大統領には、どれほどの支援を約束するのか。
( SmartFLASH )