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減刑署名は1万3000筆を突破…山上徹也被告「温かい言葉に感謝」SNSでは「遺族への謝罪はないの?」疑問の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.04.07 15:17 最終更新日:2023.04.07 15:20
2022年7月の安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人などの罪で起訴された山上徹也被告。4月6日、報道各社による弁護団への取材で、山上被告の近況が明らかになった。
山上被告のもとには、境遇に同情した人々から日々手紙が寄せられており、本人はすべてに目を通したうえで、「温かい言葉に感謝している」と話したという。
また、旧統一教会問題をめぐり、被害者救済法が成立したことをうけ、「(宗教2世を含む)旧統一教会の被害者が救済されることを強く願っている」と語ったとも伝えられた。
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手紙だけでなく、山上被告のもとには100万円を超える現金や服、菓子などの差し入れが届いていることも、かねて報じられてきた。 消費しきれないぶんは、山上被告の意向で、児童養護施設などに寄付しているという。
犯行後に立ち上がった減刑署名は、現時点で1万3000筆にのぼっており、山上被告を擁護する声はあとをたたない。
「幼くして父親を亡くし、DVに悩んだ母親は旧統一教会に入信後、多額の献金で自己破産。献金額の合計は1億円を超えるとされています。山上容疑者は大学進学も断念し、3年間の海上自衛隊勤務を経て、アルバイトや派遣社員を転々としてきました。
山上被告の過去は厳しいものですし、銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の抱える問題にメスが入ったことは間違いありません。ただ、銃撃で1人の命が失われたことは事実です。減刑を求めるのは時期尚早でしょう」(事件担当記者)
実際、今回の報道に対しても、SNSでは山上被告の言葉に疑問の声が相次いでいる。
《物事の順がおかしいやろ!まずは命を奪った安倍総理とその遺族に謝罪が先でしょ。》
《謝罪と反省の弁はなしですか…宗教二世の救済?山上が言うべき言葉ではないです》
《家庭の都合、家庭の問題を根本的に関係無い人へ矛先を向けて殺害したのに何でこんな感じで居られるのか不思議でならない。殺人事件は基本的に絶対悪でないと不健全。》
事件は裁判員裁判で審理されるが、初公判はまだ先になると見られる。大阪拘置所にいる山上被告は、新聞、雑誌、哲学書などを読んで、日々を過ごしているという。
( SmartFLASH )