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元フジ中野美奈子アナが「こども未来戦略会議」委員に…政界進出の可能性に「生稲晃子のパターンにならないことを」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.04.07 20:02 最終更新日:2023.06.27 15:26
4月7日、少子化対策の強化に向けて、岸田文雄首相が議長をつとめる「こども未来戦略会議」の初会合が首相官邸で開かれた。子育ての当事者も加わり、6月までに対策の詳細や財源の大枠を示すための、本格的な議論がスタートした。
会議の委員として、経団連の十倉雅和会長や連合の芳野友子会長が参加。また、当事者の意見も反映させるため、民間委員として、地元の香川県で子育てをしながらフリーアナウンサーとして活動する元フジテレビの中野美奈子アナ、バイオ分野の起業家の高橋祥子氏らも加わった。
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児童手当を拡充する対象や金額のほか、出産費用の保険適用や学校給食費の無償化などの少子化対策には、数兆円規模の予算が必要となる。その財源を確保するための議論を重ね、6月には「骨太の方針」が発表される。
「中野アナは香川県丸亀市出身。高校まで地元で過ごした後、慶応大学を卒業し、フジテレビにアナウンサーとして入社しました。2010年3月に整形外科医の男性と結婚。2012年、夫の海外勤務に同行することになり、フジテレビを退社してフリーに転身しました。
その後はシンガポールに6年、広島県に3年住んでから、生まれ故郷である香川県丸亀市に戻り、夫がクリニックを開業。
中野アナは、2人の子供とともに、高校以来、約20年ぶりの香川生活を送っています。1月にバラエティ番組の密着取材を受けた際は、夫のクリニックで経理を担当しながら、充実した日々を送っている様子を見せていました」(週刊誌記者)
少子化・子育て政策を議論する「こども未来戦略会議」の民間委員にうってつけの人材ということだろう。だが、中野アナが民間委員に起用されることが報じられると、SNSでは賛否が渦巻いた。
《ナカミーに大いに期待》
という声があがる一方で、
《中野美奈子さんと高橋祥子さん ホッとする一方・・・フリーアナウンサーで開業医の妻と、ゲノム解析の生命科学者って、超ド級のスーパーサイヤ人レベル。庶民の気持ちを代弁できるのか。不安》
と不安視する声も。さらには、
《中野美奈子・自由民主党香川2区支部長(でも良いんじゃないかな)》
《生稲晃子パターンにならんこと願うのみ》
と、政府の有識者会議の民間議員から政界入りというパターンを想起する声もあがった。
「生稲晃子氏は、18歳でアイドルグループ『おニャン子クラブ』の一員として芸能界デビュー。42歳で乳がんを患い、2度の再発と5回の手術を経験したものの、それを乗り越え、2016年、安倍政権当時の『働き方改革実現会議』の民間議員に就任しました。
自身の経験をもとに、治療と仕事の両立を提案するなど注目されました。その縁から、自民党の安倍派から声がかかり、2022年7月の参院選で初当選。いまは参院議員として活動しています。
ただ、参院選直前に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の会合にあいさつに行ったことを『週刊新潮』に報じられ、また最近では、旧安倍晋三事務所から迎え入れた公設秘書が1年足らずで退職したことを『現代ビジネス』で報じられるなど、議員としての力量を疑問視する声があがっています」(政治担当記者)
中野アナが自民党から出馬となれば、大きな反響を呼ぶことになるが……。まずは「こども未来戦略会議」での民間議員としての力量に注視したいものだ。
( SmartFLASH )