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立憲・泉代表「衆院選150議席獲得できなければ代表辞任」覚悟示すも「100%辞任確定」「いますぐ交代して」SNSで批判殺到
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.05.12 16:55 最終更新日:2023.05.12 16:55
5月12日、立憲民主党の泉健太代表は記者会見で、次の衆議院選挙で獲得議席が150を下回った場合、責任を取り、代表を辞任するとの考えをあらためて示した。
「10日の両院議員懇談会で、いろんな話をした。マスコミは、使ってない表現も使って要約している社もあると思う。だが、立憲民主党は政権を目指していく政党だから、150(議席獲得)というのは当然、必達目標だ。その場(両院議員懇談会)では、辞任するという言葉は使っていなかったが、それくらい取れなければ、辞任するものだと思っている」
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5月10日の両院議員懇談会は、報道陣に非公開でおこなわれたが、泉氏が「次の衆院選で150を下回るようなことがあれば、わたしはこの立場ではない」と語ったことが、すでに報じられていた。立憲の党所属衆院議員は現在、97人で、1.5倍もの目標を掲げ、進退をかけたこととなる。
「そもそも泉氏は1月、衆院選の目標議席について、『100議席を大きく上回る百数十議席』と述べ、全289小選挙区のうち、150超で候補者を擁立する考えを示していました。
ところが、4月の衆参5補選では全敗。5月8日に、立憲の中堅・若手議員32人から、200人以上の候補者を擁立するよう求める緊急提言を手渡されると、泉氏は『200人の擁立を第一目標としたい』と述べ、受け入れる考えを示しました。
そして、5月10日の両院懇談会での発言です。4月の統一地方選で躍進した日本維新の会が、野党第一党の座をかけて立憲と対決する姿勢を強めるなか、高いハードルを掲げたものですから、党内で波紋が広がっています」(政治担当記者)
立憲は、維新との選挙協力の可能性を捨てていない。だが、維新は、次期衆院選では全選挙区で擁立を目指すと明言している。
5月11日には、維新の馬場伸幸代表が記者会見で、「熾烈な戦いになると思うので、全力を挙げて準備したい」と明言。立憲が衆院選の擁立目標を引き上げたことについて、「選挙という『民主主義のけんか』が、日本をよくする最大のツールになる」と、歓迎する余裕を見せた。
泉氏が高いハードルを掲げたことに、SNSでは批判する声が多く上がっている。
《100%辞任確定のお知らせ》
《泉健太が代表では150議席は無理だろ、選挙の前に交代してくれ。立民はもっと本気になってくれよ。連合や維新の言いなりじゃなく闘う野党を見せてくれや!》
《そこでの辞任は誰が見てももう確定してるのだから、だったら今すぐ交代して、新体制で備えて欲しい。選挙一回分の日本の時間が勿体無い》
5月12日、記者会見で覚悟を示したあと、泉氏は自身のTwitterにこう書きこんだ。
《『150議席を達成せねば辞任』を明確にしました。でも『達成しなかったら辞任』という後ろ向きの思考ではない。生活の向上や平和を願うリベラルと中道の力が結集し、党に集う全議員が信頼を得られる努力を重ねよう! それによって150議席を上回る力があると信じている》
泉氏があらためて示した覚悟は、国民に届くのだろうか。
( SmartFLASH )