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立憲と維新のバッシング合戦に “れいわ” も参戦…SNSでは「政治家が多すぎる弊害が顕著」と批判集まる

社会・政治 投稿日:2023.06.10 19:30FLASH編集部

立憲と維新のバッシング合戦に “れいわ” も参戦…SNSでは「政治家が多すぎる弊害が顕著」と批判集まる

1月には国会共闘の合意文書を交わしたが…(写真・時事通信)

 

 立憲民主党泉健太代表と日本維新の会馬場伸幸代表の間で「バッシング合戦」が繰り広げられている。

 

「事の発端は、おそらく今年の2月でしょう。馬場代表は、立憲が衆院憲法審査会の早期開催に抵抗していたので、『サボり癖が出てきた』と批判しました。

 

 

 すると泉代表が維新について『すぐ与党の誘いに乗ってしまう。馬場さんは(水分を含んで走りにくい)『重馬場』であってほしい』と馬場代表の名前を競馬用語で大喜利のようにいじりました。

 

 泉代表は『悪口ではなくて、与党に対してどう向き合うかということを馬場の状態で説明した』と説明しましたが、維新の遠藤敬国対委員長は『名前をいじったらいけない。最低限のルールだ』『おもしろく言いたいのだろうが、使う言葉が間違っている。(泉氏は)修行に入ったほうがいい』と憤りました。

 

 藤田文武幹事長も会見で『相当むかついている。人の名前をいじっておもしろいと思う感性はどうかなと思う』と批判しています』(政治担当記者)

 

 これが伏線になったのだろうか、6月7日の維新の会の会合で、馬場代表が「立憲は審議を進めようとしない遅延戦術に走っている」と国会対応を批判、このときに「立憲をたたきつぶす」と発言した。

 

 これに泉代表が「大変に不穏当だ。公党に向かって、しかも党の会合で発言をしたことは、大変驚きますし、あきれます。本当に品のない下劣な発言だと思う」と応戦したのだ。

 

「さらに6月9日、泉代表は党の会合で『維新が、もしこれ以上、勢力を伸ばして野党第1党になったら、自民党の “御用野党” になる。まったく国会のなかでの論戦はなくなる。自民党にとっては、もう非常に戦いやすい、最も便利な野党が誕生する』と発言。

 

 さらに馬場代表が『岸田内閣は不信任にする事由がない』と発言すると、『大変がっかりな姿勢だ。戦うことを忘れた野党、“御用野党” の本領が、また発揮されているという気がする』と燃料を投下する発言をしたのです」(同)

 

 ニュースのコメント欄では、《維新は補完勢力で与党寄りの御用野党はその通りだ》などの声もあるが、立憲への批判の声が多く寄せられている。

 

《立憲民主党が批判すればするだけ自らの首を絞めていることを理解していない、次の選挙で野党第1党が入れ替わる可能性は否定できない》

 

《立憲は戦っているのではなく、騒いでいるだけだろ。もっと言えば、やってる感を出しているだけ》

 

《根本的な腹の底が「戦うこと」つまり「反対すること」が目的になっている。そうでなく「日本国民のために良い日本国を作ること」を目的にすべきで、それなら与党に賛成することもあるはずで是々非々であるべき》

 

 他にはこんな声も。

 

《政治家が多すぎる弊害が顕著に現れている。立法府の役割に立ち返ってほしい。政策の違いを主張しすぎて、無駄な議論になっていることは明らかだ》

 

 立憲・泉代表が維新を「戦うことを忘れた御用野党」と批判したことを受け、れいわ新選組の山本太郎代表は、9日、記事のリンクをつけて《「戦うことを忘れた野党」も「戦うふりをしている野党」も、悪質さでは同じようなものですね。》 とツイートし、批判合戦に参戦した。

 

 会期末をおよそ10日後に控え、解散総選挙もささやかれる時期の言い争いに、ドン引きしている有権者も多そうだ。

( SmartFLASH )

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