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河野デジタル相「マイナンバーは民主党政権がつくった」愚痴発言に蓮舫氏参戦「問題噴出されたのはどなた?」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.06.26 21:40 最終更新日:2023.06.26 21:40
6月21日、政府は「マイナンバー情報総点検本部」を立ち上げた。デジタル庁、総務省、厚生労働省が中心となり、省庁横断で他人情報の紐づけが判明したマイナ保険証など、マイナカード取得者向けサイト「マイナポータル」で閲覧できる全29項目を検証するという。データの誤りについて、秋までに洗い出すことを決定している。
岸田文雄首相は同日、官邸で開いた初会合で「新型コロナウイルス対応並みの臨戦態勢で、国民の信頼を1日も早く回復するべく、一丸となって全力を尽くしてほしい」とハッパをかけたが、早くも小池百合子東京都知事は、6月23日の定例記者会見で「秋までは難しいんじゃないか」と疑問を呈している。
この検証の司令塔になるのが、河野太郎デジタル担当大臣。その河野氏が、6月25日に新潟県新発田市で講演した。「(マイナンバーカードの問題で)いろいろとご迷惑をおかけしている」と陳謝したのち、「原因を特定したので、(ミスを)防ぐためにひとつひとつ対策を打っている」と語ったが、その後はよほどフラストレーションがたまっていたのか、愚痴とぼやきの連続だった。
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「大臣は、なぜ『紐づけミス』が起きたのかについて『銀行口座の名前はカタカナ表記だが、住民票や戸籍は漢字表記のみであったり、住所で『1丁目2番地3号』を『1―2―3』と省略したりすると、コンピューターは同じ人か判断できない』と指摘していました。
そして、国会などで野党議員から批判されていることについては『マイナンバー制度は民主党政権がつくった制度。おまえが始めたんだろ、と言い返したくもなる』と、苦笑まじりに愚痴をこぼしていました」(政治担当記者)
この発言に、立憲民主党の蓮舫参院議員がすぐさま参戦。6月26日のTwitterで
《はい? 確かにカードを始めたけれど、その後の制度設計や運用は自民党政権。 協力できることはしてきましたが、間違いは常に指摘と改善の提案。 が。昨秋、突然紙の保険証を廃止と言い出して地方自治体にカード普及を急がせた上に丸投げ。問題噴出されたのはどなたですか?》
と、猛反発した。
ネットニュースのコメント欄にも
《だったら白紙に戻せばいいし、そもそも健康保険証などの強制廃止なんてなかっただろ》
《河野氏はやっぱり何も理解していないということを、この愚痴から読み取れる》
《何年前に話を戻しているのかね?》
と、河野氏に分が悪いコメントばかりが目立った。河野氏の今後について、政治アナリストの伊藤惇夫氏に聞いた。
「岸田首相は『突破力』に期待して、情報総点検本部のトップに就けたのでしょうが、河野大臣にとっては“大きなつまずき”になりかけています。この問題をうまく処理できれば、将来、首相になる展望がありますが、しくじれば責任を一身に背負うことになる。岸田首相も河野大臣に責任を取らせるでしょう。国民的人気が頼りの大臣ですから、それが低下すると苦しいでしょうね」
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( SmartFLASH )