社会・政治
石原伸晃氏「参院くら替え」発言に世耕氏けん制「参院なめんなよ」「もはや出る幕なし」SNSで漏れる失笑
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.05 16:30 最終更新日:2023.07.05 17:09
7月4日、自民党の世耕弘成参院幹事長は記者会見で、同党の石原伸晃・元幹事長が次期衆院選に立候補せず、2025年の参院選東京選挙区からの出馬を目指す考えを示したことをけん制した。
「一般論として申し上げると、衆院の選挙では(当選が)無理そうだから、参院(の選挙)へ出るというのは、これはなかなか、参院としては受け入れがたい」
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世耕氏は、「まだ(石原氏)ご本人や自民東京都連から、なんら話が上がってきていない状況」としたうえで「都連ともよく議論していくことになると思う」とも語った。
石原氏は、2021年衆院選で東京8区から出馬したが、落選。6月27日の記者会見で、次期衆院選に立候補せず、「第2の政治人生を2年後の参院選挙に焦点を絞って、できれば東京で再挑戦したい」と述べていた。
「2025年の参院選東京選挙区で、自民党現職は武見敬三氏と丸川珠代氏が改選を迎えますが、丸川氏は次期衆院選で東京7区からのくら替え出馬を予定しています。また、71歳と高齢の武見氏は、自身の去就を正式に表明していないものの、引退もささやかれています。
石原氏はそこを狙ったのでしょうが、石原氏は2021年の衆院選で、立憲民主党の新人候補に敗北しており、注目選挙区となる東京で、そもそも石原氏が勝てるのかという疑問もあります。また、丸川氏は安倍派に所属しており、安倍派の後継会長を狙う世耕氏にとって、丸川氏の後任は安倍派のものという意識もあります。根回しせず突然、記者会見で参院への鞍替えを表明した石原氏に反発するのは当然でしょう」(政治担当記者)
2025年の参院選東京選挙区からの出馬を目指す考えを示したものの、あっさり世耕氏からけん制された石原氏には、SNSで失笑する声が上がっている。
《まあそりゃ、参院舐めんなよって思いますよね。普通》
《これは世耕氏の言い分が正当だ》
《そもそも党の決定も出ておらず、後援会の人たちへの説明もない内から記者会見で参院鞍替えを表明したってのが驚愕しますね。よくこんなザマで30年も議員やれてましたね》
《党内から言われてしまったら、最早出る幕無しだな》
6月27日の記者会見で「まだまだやることは残っている」と語り、憲法改正に意欲を示した石原氏。まずは議員の椅子に座れなければ、やることに手をつけることもできない、ということか。
( SmartFLASH )