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「犯人が許せない」安倍元首相の一周忌に訪れた一般客の胸中は…昭恵夫人は「手を握り返してくれた気がした」と涙を

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.08 21:00 最終更新日:2023.07.08 21:00

「犯人が許せない」安倍元首相の一周忌に訪れた一般客の胸中は…昭恵夫人は「手を握り返してくれた気がした」と涙を

献花に参列する人たち(写真・長谷川新)

 

 2022年7月に銃撃されて死去した安倍晋三首相の一周忌法要が、7月8日、港区芝公園の「増上寺」で執りおこなわれた。岸田文雄首相、昭恵夫人らが参列した。

 

 増上寺では、同日13時から16時まで一般の参列を受け入れ、献花台も設置された。本誌記者も赴いてみると、そこには長蛇の列。安倍氏を偲んで参列した人が多く、献花開始は13時から11時50分に前倒しされたという。

 

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「最後、主人の手を握ると、気のせいかもしれないが握り返してくれたような気がした。主人の顔は本当に安らかで、私は素晴らしい人と結婚していたんだと、本当に誇りに思っています」

 

 法要後に開かれた安倍氏の追悼行事で、昭恵夫人は涙ぐみながらそう語った。

 

「事件直後から連日、妻として甲斐甲斐しく振る舞ってきた昭恵夫人の様子は、多くのメディアで報じられてきました。安倍氏が亡くなった翌日には、自宅を訪れた弔問客に休みなしで対応。さらには報道陣に向けて、『熱中症にならないように、気をつけて』とペットボトルのお茶やスポーツドリンクを配る気遣いも見せたのです」(政治担当記者)

 

 参列者のなかにも、涙を浮かべる人たちが数多くいた。献花を済ませた会社員のAさん(49)は、感極まった様子でこう語ってくれた。

 

「(安倍氏には)もう本当にありがとうございました、という思いで。去年も一般献花で4時間ぐらい並んで、献花させていただいたんですけど。

 

(安倍元首相を支持していたところは)国際関係で、中国に対して毅然とした態度で向かわれていて、ホントに日本のために頑張っていただいて……あきらめないで、やり通していただいたので……。それなのに、あんな暗殺されるなんて、犯人が許せなくて」

 

 生前、特に安倍氏を支持していなかったというBさん(37)は、参列の理由についてこう話す。

 

「1年前に大変、残念なことが起こったんでね。まだ気持ちの整理がつかないというか……。前回は仕事で来られなかったので、1年経って、改めてお参りに来たいなと思って。安倍元首相を支持してたわけではないんですけど、選挙の最中に亡くなられたことが衝撃的だったので、ああいったことがもう2度と起きないようにという願いも込めて(来た)」

 

 1年前は、事件の衝撃が強すぎて来られなかったというCさん(42)。心の整理がついたいま、ようやく参列できたという。

 

「長いこと首相をやられていただけあって、いろいろ批判も受け止めつつやって来られた粘り強さみたいなものを感じてましたね。

 

 いろいろみなさん、ご批判あると思うんですけど、投げ出さない粘り強さみたいなものがあったのかなと。私が小さい頃から、そういう政治家さんって、あまりいなかったような気がするので。『安らかに』と声をかけたいです」

 

 一国の首相の命を奪った大事件。もう二度とこのような事件が起きないことを祈るばかりだ。

( SmartFLASH )

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