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岸田首相、誕生日を迎え「原点に戻ります」発言にネットで集まる「減点だよ」批判 支持率は超低空飛行中
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.29 15:01 最終更新日:2023.07.29 15:20
「偶然にも、立憲民主党の泉健太代表、共産党の志位和夫委員長が同じ誕生日です。それぞれ49歳、69歳になります。ほかにも、亡くなられた橋本龍太郎元総理、江田三郎氏、羽田雄一郎氏などがいます。これだけ同日生まれの政治家が多いのも珍しいですね」と政治担当記者は語る。
岸田首相は28日、担当記者団に「多くの方々に支えられて年を重ねることができた。感謝申し上げる。今年の夏はあらためて政権発足の原点に戻り、現場の声、さまざまな声を聞く取り組みを進めている。こうした声を大事にしながら、結果を出すべく努力を続ける」と述べた。
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この1年は、岸田首相にとって「支持率との戦い」だったのではないだろうか。
「振り返ると、支持率下落につながる出来事ばかりでした。2022年は、誕生日直前の7月8日に安倍晋三元首相が銃撃されましたが、9月におこなわれた国葬は国論を二分し、内閣支持率は前月比12.0ポイント減の32.3%(時事通信・以下同)と、政権発足後、最低になりました。その後は旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と、多くの自民党議員との深い関係が問題視されました。閣僚がドミノ辞任した10月は27.4%と、政権維持が危ぶまれる30%を割り込み「危険水域」に突入しました。
その後、G7広島サミットで評価された時期もありましたが、2023年6月、公邸での親族との忘年会と、不適切な記念写真撮影が発覚。長男の秘書官が更迭され、岸田首相自身も参加したことが報じられ、支持率は35.1%と上昇分が“帳消し”されたかたちになりました。
そして、マイナンバーカードのトラブルが頻発した7月上旬の調査では、30.8%でした。この支持率低空飛行から抜け出せる明るい材料は見当たりません」(政治ジャーナリスト)
誕生日を前に、決意を新たにしたようだが、大雨災害に見舞われた福岡入りが、発生から約2週間後だったことなどで批判も浴びている。
ネットのニュースサイトには、誕生日とは思えない辛らつな書き込みが目立っていた。
《あなたの誕生日なんてどうでもいいですから》
《「感謝してる」って言ってる奴がここまで国民を苦しめるかね?》
《原点に戻る?じゃなくて貴方の行動は全て減点ですよ》
この夏は全国行脚をして、車座対話をする岸田首相。国民の暮らしをよくする「結果」を早く出してほしい。
( SmartFLASH )