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国民民主・玉木代表「立憲は反自民・反政府が最優先」発言に泉代表が反論…SNSで大差開いた “いいね率”
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.06 16:47 最終更新日:2023.08.06 16:53
《立憲民主党は、反自民、反政府が最優先になり過ぎて、結果として、労働者のためにならない、賃上げのためにならない政策に陥っているのではないか。私たち国民民主党は、働く人のために必要な政党です》
発端は、立憲民主党の岡田克也幹事長の発言だった。
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「国民民主党は代表選を9月2日に控えており、現職の玉木代表と、前原誠司代表代行2人の一騎打ちになります。
こうした状況のなか、岡田幹事長は玉木氏に対して “口撃” をおこないました。与党との協調も辞さない姿勢を示している玉木氏に『考えを変えてもらいたい』と進言。そして、立憲民主党との協調による政権交代の方向性を示したのです。
しかし、NHKによると、このとき『働くひとたちに支えられている政党は一つでいい』との発言も岡田幹事長から飛び出したようです。両党とも『連合』が最大の支持団体ですから、この発言は、国民民主党との共闘や合流を示唆したものと思われます」(政治担当記者)
しかし、この発言が、玉木代表に火をつけてしまった。玉木代表は8月5日の早朝、ツイッターで岡田幹事長の発言を《公党に対する侮辱》と抗議。《安易な合流論などには与しない》と投稿し、拒絶姿勢をとった。
こうした批判が、立憲民主党そのものに向かい、飛び出したのが冒頭の投稿というわけだ。
しかし、それだけではこの “党首討論” は終わらなかった。玉木代表の弁を受け、立憲民主党の泉代表は、同日19時ごろSNSで《岡田幹事長は「立憲に参加しろ」という姿勢ではなく、「まとまろう」「一つになろう」と言っており、国民民主党の皆様を仲間だと思ってこその言葉なのです》とフォローした上で、《立憲民主党は反自民、反政府じゃなく「日本のために、もう一つの政権を作りたい」が思いです》と反論。
これに対し、玉木代表は同日20時ごろ、《泉代表、「反政府」などは言い過ぎました。ただ、我が党がなくなっていいと取られるような発言を御党の幹部がするのはやめていただけないでしょうか》と投稿するにとどめた。
こうしたSNS上での公開討論に、SNSではさまざまな意見が寄せられた。
《どっちも同じ屋根の下に居たんだから、似たり寄ったりだろ!》
《むしろ闘志を燃やしてバチバチにやりあってほしいのだけどな》
《私は玉木さん、泉さんの双方に好感を持っております。こういう対話が出来るのですから。今後もこういう忌憚の無いやり取りを望んでいます》
ネット上では、おもに、泉代表を擁護する人、玉木代表を擁護する人、双方を批判する人と別れたが、そうしたなか、双方の投稿の閲覧数と「いいね」数の比率で、ネット世論がどちらを支持しているのか分析した人も――。
本誌も計算してみたところ、以下のような数字となった(6日16時現在)。
●玉木《立憲民主党は、反自民、反政府が最優先》
いいね率1%(107.5万表示、1.1万いいね)
●泉《立憲民主党は反自民、反政府じゃなく》
いいね率0.07%(179万表示、1302いいね)
●玉木《「反政府」などは言い過ぎました》
いいね率0.7%(122.9万表示、9050いいね)
SNSでは、「いいね率」に大差がでてしまったことがわかる。いずれにせよ、合流・共闘の道が遠そうなのは間違いない。
( SmartFLASH )