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フランス視察で大炎上の松川るい氏、地元からも総スカン…元選挙事務長も「議員辞職すべき」の四面楚歌
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.07 18:47 最終更新日:2023.08.07 20:46
自民党女性局38名のフランス視察が「観光旅行」と批判され、ネットでの炎上が鎮まる気配を見せないなか、本誌が入手した「令和5年女性局フランス研修 研修ノート」と題された冊子が大きな波紋を呼んでいる。
「そこには『やはり観光がメイン?』と思わせる内容が書いてありました。出発(7月24日)から帰国(28日)まで3泊5日の日程が記載されていますが、純粋な研修に充てられていたのは、たったの6時間ほど。
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そのほかは1949年創業の老舗レストランで食事、リュクサンブール宮殿(国会議事堂)をガイドツアーで見学、エッフェル塔の観光、そして夜にはセーヌ川で、2時間半のディナークルーズを楽しんでいます」(週刊誌記者)
この日程表を見た、議員外交に詳しい自民党関係者は、ある疑問を呈した。
「女性局のトップである局長という立場で、視察の団長でもある松川るい参院議員の名前が、日程表にほとんど書かれていないんです。
パリ市内のホテルでおこなわれた結団式こそ『挨拶・乾杯』をしていますが、3日めの『在仏日本大使館主催アペリティフ』と『在仏日本大使との夕食会』では女性局長代理で副団長の今井絵理子参院議員が挨拶しています。
そして、最終日の解団式でも挨拶をしたのは今井議員でした。結団式・解団式は、出発時・到着時に空港でやるのが通例です。参加者の安全を担っている団長が挨拶しない解団式なんて考えられません。
彼女はなぜ、主だった集まりで挨拶していないのでしょう。とても不思議です。『引率者として研修旅行の全責任を負う松川女性局長はすべての日程に同行していたのか?』という疑念の声すら聞こえてきます」
数々の疑問が湧いてくる松川氏だが、地元の大阪府議や支部など、いわば「身内」からも、公然と処分を求める声が上がっている。
「自民党枚方支部は、8月5日の定例役員会の決議に基づき、茂木敏充自民党幹事長に松川氏の参院選挙区支部長の更迭を申し入れました。
さらに、松川氏の選挙事務長を務めていた花谷充愉元府議は、Facebookに《松川るいさん!我慢できないので、言います 娘さんを党の費用でパリ、議員辞職すべきです 最低限、離党ですね 党費と税金に、娘さんの旅費を一部負担させてたのですから 発覚してから返すのは 泥棒が捕まってから返すのと同じですよね》と辛辣に批判しています。
他の支部や府連幹部も、衆院議員の谷川とむ府連会長に松川氏の処分を求めています」(自民党大阪府連関係者)
松川氏はネットだけでなく、お膝元でも炎上していた。
「この時期、コロナが明けて、議員関係者は毎日、毎晩、地元のイベントに顔を出しているんです。もちろん、松川氏の地元・大阪の各地域でも夏祭りや盆踊り大会が開催されています。
しかし、松川氏が地元のイベントで挨拶まわりしている姿は見たことがありません。『テレビやTwitterでコメントすることだけが議員の仕事と勘違いしているのでは?』と呆れる有権者もいます』(同)
総スカンになりつつある松川氏だが、この状況をどう打破するのか。