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維新・馬場代表「国民はスキャンダル追及求めてると思わない」発言 「いえ、求めてる」「維新は起こす側」SNSで批判殺到

社会・政治 投稿日:2023.09.07 19:18FLASH編集部

維新・馬場代表「国民はスキャンダル追及求めてると思わない」発言 「いえ、求めてる」「維新は起こす側」SNSで批判殺到

 

 9月6日、日本維新の会馬場伸幸代表は『報道1930』(BS-TBS)に出演。番組終了間際、野党のあり方についてこう持論を述べた。

 

「健全な野党というのは、いろんな意味合いがあると思う。国民は、日々の暮らしを安心して送ることや、海外での紛争が平和に終結していくことを望んでいる。

 

 

 やはり国会では、立法府の名の通り、いろんな法律や予算、政策、そういうものを与党と議論して、ブラッシュアップしていく。それを国民は望んでいると思う。変に足を引っ張ったり、スキャンダルを追及したりするようなことを、国民が求めているとは思わない。われわれはそういうことが健全な野党だと考えている」

 

 共演した立憲民主党泉健太代表を念頭にした発言だが、馬場代表の「国民はスキャンダル追及求めてると思わない」という発言には、SNSで批判的な声が殺到した。

 

《いえ、求めてるんで。政策どうこうの前に、人間としてどうよ、という。人を騙さないとか、犯罪を犯さないとか》

 

《維新はスキャンダルを「起こす側」ですから、自分にひきつけこういうことを言ってしまう。 政府の不祥事を野党がスルーしたら、不祥事やりたい放題に。維新に期待しちゃダメですが、ちゃんと仕事して》

 

《それは維新の会、特に馬場代表がスキャンダルを追求されると困るからだろ。国民が日々の暮らしを安心して送るために、政治家の疑惑や不祥事は徹底的に追求されるべきだぞ》

 

 たしかに、維新に関してはスキャンダルが相次いでいる。以下、主な事例をあげてみると…

 

・2022年11月、吉田豊史衆議院議員は、2022年参院選で、党比例代表の候補者を支援する見返りに、1000万円を要求したとして除名処分に。

 

・2023年1月、前川清成衆院議員は、2021年の衆院選で公示前に自身への投票を呼びかける事前運動をしたとして、公選法違反で罰金30万円の有罪判決(7月に最高裁に上告)。

 

・2023年5月、笹川理大阪府議(前府議団代表)は、同じ維新の女性市議にパワハラやストーカー行為をしていたとして厳重注意。その後、性的関係を要求するメッセージを送っていたことなども発覚し、6月、除名処分に。

 

・2023年8月、馬場代表は、「週刊文春」に、社会福祉法人の乗っ取り疑惑を報じられた。直撃取材に馬場代表は、「説明をする必要はない」などと回答。その後、事実関係の確認を求める質問状にも「回答は差し控える」と返答。

 

 仮に維新が与党になったとき、「国民はスキャンダル追及求めてると思わない」と回答拒否されてはたまらない。野党であれ与党であれ、スキャンダルを追求するとともに、疑惑には真摯な対応をしてほしいものだ。

( SmartFLASH )

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