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中古車の値崩れが始まった!前年同月比で12%も安くなって…業界内でささやかれる「ビッグモーターが売り始めた」説の真偽

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.10.06 17:30 最終更新日:2023.10.06 17:30

中古車の値崩れが始まった!前年同月比で12%も安くなって…業界内でささやかれる「ビッグモーターが売り始めた」説の真偽

愛知・名古屋中川店。周囲にはきれいに刈られた小さな街路樹が並ぶが、店舗前で途絶える(写真・花井知之)

 

 中古車オークションでの落札価格下落が顕著になってきた。中古車競売大手の「ユー・エス・エス(USS)」が9月の中古車平均成約(落札)価格を発表した。それによると、前年同月比12%安の107万4000円、3カ月連続で前年同月を下回った。

 

 下落の理由を、中古車販売店スタッフに聞いた。

 

「大きく2つの理由があると思います。

 

 ひとつは中古車のダブつきです。8月からロシア向け乗用車の輸出規制強化が始まり、600万円を超える高級車に加えて、排気量1900ccを超えるガソリン車とディーゼル車、すべてのハイブリッド車とプラグインハイブリッド車、電気自動車が禁輸対象になり、国内に中古車がとどまっています。

 

 

 最近は半導体不足も解消して、新車の納車もスムーズです。そのため、下取り車が増えたことが考えられます。実際、USSの出品台数をみると、前年比およそ12%増の27万6840台です。

 

 もうひとつの理由は、ビッグモーター事件で『中古車は不安。同じ予算でベーシックなモデルの新車を買う』という客が増えました。そのため、在庫は多くあるのに売れず、値崩れを起こしていると思われます」

 

 さらにこのスタッフは別の懸念を示した。

 

「仲間内では『いよいよビッグモーターが在庫を放出し始めたか』と言われています。ビッグモーターの在庫車・展示車は、騒動前、3万台とも4万台とも言われていました。それが一部でもオークションに出品されると、簡単に値崩れが起きますから心配です」

 

「ビッグモーター出品説」に信憑性はあるのだろうか。自動車業界に詳しいジャーナリストは、「大量出品はあり得ませんが、徐々にはあり得ます」と言って、こう続ける。

 

「ビッグモーターは、店舗前の植栽を故意に枯らしたとして、各自治体から原状回復費用を求められています。東京都は9店舗ぶんとして、土壌調査費用も含めて約1600万円を請求しました。

 

 また、神奈川県も約785万円を請求したのですが、その際にビッグモーターは『なるべく早く支払う』と回答しています。この『なるべく』という文言に『財務状況がよくないのではないか』と同業者の間でささやかれました。

 

 NHKは、9月15日、ビッグモーターの8月の中古車販売台数が、例年と比べ、7割以上も減ったことを報じています。車の買い取り台数も5割以上減ったそうです。台所事情の苦しいビッグモーターとしては、相場がなるべく崩れないよう、ゆっくりと出品していくしかないでしょう」

 

 ビッグモーターをめぐっては「自主再建は厳しい」「オリックスが買収に興味」などさまざまな報道がされているが、中古車業界が落ち着きを取り戻すのはまだ先のようだ。

( SmartFLASH )

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