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関口宏、菅直人氏ら相次ぐ「世代交代」のなか89歳『朝生』田原総一朗に求められる「去り際の美学」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.10.21 15:15 最終更新日:2023.10.21 15:15

関口宏、菅直人氏ら相次ぐ「世代交代」のなか89歳『朝生』田原総一朗に求められる「去り際の美学」

 

 10月20日、立憲民主党菅直人元首相(衆院東京18区)は、次期衆院選で同選挙区から出馬しない意向を固めた。菅氏は以前から、自身に近い議員に「世代交代が必要だ」と伝えていたという。同日、東京新聞が報じた。

 

 立憲の泉健太代表は10月21日、自身のX(旧Twitter)にこう書きこんだ。

 

《今朝、元首相と話しました。溌剌とした声で、「かねてから世代交代を言っていた。若い世代に期待している」との言葉。次世代の皆さん、日本の未来のため、ともに頑張りましょう!》

 

 

 後継には、菅氏に近い松下玲子武蔵野市長を推す方向で調整が進んでいるという。

 

 10月20日には、TBSが、同局系の報道番組『サンデーモーニング(サンモニ)』司会の関口宏が2024年3月末で勇退し、同年4月からフリーアナウンサーの膳場貴子が後任を務めると発表した。

 

 関口は1987年の同番組開始から、36年にわたり司会を務めてきた。局を通じ「まだまだ自分は元気だが、世代交代というのも大事。4月からはBS-TBSで新しいことにチャレンジするので期待してください。膳場さんならサンデーモーニングの良さをさらに発展されると期待しています」と述べた。

 

 ここで名前が上がっているのが、『サンモニ』と同じ1987年に放送が始まった『朝まで生テレビ!(朝生)』(テレビ朝日系)の司会をつとめる、田原総一朗氏だ。

 

 10月20日深夜に生放送された『朝生』は、国民民主党玉木雄一郎代表や共産党の山添拓衆院議員らが出演し、「与野党激論!これでいいのか?!日本の政治」をテーマに議論。放送中、玉木氏が発言するなか、司会の田原氏が「うるさい! 黙れ!」と発言をさえぎるように割って入り、山添氏が、「そういう言い方はだめですよ」と冷静に諭す場面があった。

 

 2022年12月31日深夜の放送回では、出演していたジャーナリストでお笑い芸人のたかまつななの発言を田原氏が遮り、「だったら、日本から出て行け! この国に絶望的だったら出てきゃいい」と声を荒らげたことで大炎上。

 

 2023年7月28日深夜の放送回に出演した、兵庫県明石市の泉房穂前市長は、本誌連載記事(2023年8月22日・29日合併号)で、かつて『朝生』のスタッフとして働いていたことを明かしたうえで、こう提言している。

 

《田原さんは元気のあるころのテレビの象徴やったが、さすがに89歳。今でも敬意は持っていますが、「去り際の美学」という言葉もあるように思う》

 

 10月20日深夜の『朝生』に関しては、SNSで田原氏に対して批判的な声が上がっている。

 

《どんどん酷くなる田原総一朗。玉木雄一郎氏の発言中、急に「煩い!黙れ!」もう限界やろ。意味不明な激昂。他者の話を遮る。昔話が長い。耳と口は高齢だし仕方ないが本人よりも降板させないテレビ朝日が悪い》

 

《「何で何で」と人の話を遮るのもひどいし、関口さんも菅直人さんも勇退される訳だしそろそろ田原さんも…もっとちゃんと聞きたいのに話の腰を折り過ぎですよ。田原さん》

 

《関口宏も来年3月でサンデーモーニング降りると発表されたし、田原総一朗も朝まで生テレビを卒業なさったらどうか》

 

 2022年12月、『News Bar橋下』(ABEMA)にゲスト出演した田原氏は、番組MCを務める元大阪府知事の橋下徹氏から「どこまで日本のために(朝生を)やり続けるんですか?」と聞かれ、「死ぬまで」と笑顔で即答した。

 

 田原氏に「去り際の美学」はないのだろうか。

( SmartFLASH )

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