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「自分たちには甘い」菅直人氏の長男が市議補選に出馬…「いわゆる世襲にはあたらない」コメントに批判の嵐「世襲やん」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.12.10 19:10 最終更新日:2023.12.10 19:18
立憲民主党・菅直人元首相の秘書を務める長男の源太郎氏が、12月9日、東京都武蔵野市議補選への立候補を表明したと「産経新聞」が報じた。同党の公認を受けるという。
政界引退を表明した菅元首相は、東京18区の後継に武蔵野市の松下玲子前市長を指名している。党も松下氏の次期衆院選での擁立を決定した。同市の市長選と市議補選は同じ12月24日におこなわれる。
武蔵野市は東京18区と重なる。同紙によると、会見で世襲について問われた源太郎氏は、あくまで東京18区の後継は松下氏だとして、「いわゆる世襲にはあたらない」と否定したという。
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菅元首相は、世襲政治をしばしば批判してきた。2023年4月におこなわれた衆院山口2区補選では、岸信夫元防衛相の長男・信千世衆院議員への対抗馬として、無所属の平岡秀夫氏を応援。自身の「X」(旧Twitter)には、《世襲政治家ばかりで日本の政治が劣化している》《政治家は「家系」でなく「人物」で選んでほしい》と書き込んだ。
東京18区の後継者は松下氏であり、国と地方の違いもあるが、源太郎氏への世間の目は厳しい。Xでは次のような声があがっている。
《親の地盤引き継いでいるなら世襲やん》
《相変わらず自分達には甘い》
《あれれ~、どこかの党の議員が世襲を批判してたんじゃなかったっけ~??》
《あーいつものダブルスタンダードか》
源太郎氏は過去に2度、衆院選に立候補したことがあり、いずれも落選。このときも世襲批判が起きたが、菅直人氏は「広い意味で世襲候補と言われるのは仕方がないが、私の選挙区を譲ったということではない」と述べ、一般的な世襲には当たらないとの考えを示している。親子ともども「世襲ではない」と否定したわけだ。
今回、立候補を決めたのは、外国籍の市民に住民投票の資格を与える市条例案が否決されたことをきっかけに、市政への思いが強くなったからだという。“世襲批判” を乗り越え、3度めの正直となるか。
( SmartFLASH )