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岸田首相「秘書官クビ」長男らと高級すき焼き舌鼓「庶民は物価高で青息吐息」パーティー券問題のなか猛批判

社会・政治 投稿日:2023.12.31 14:50FLASH編集部

岸田首相「秘書官クビ」長男らと高級すき焼き舌鼓「庶民は物価高で青息吐息」パーティー券問題のなか猛批判

 

 12月28日に仕事納めをした岸田文雄首相は、29日から年末年始の休暇に入った。休暇中は、おもに公邸で家族と過ごす予定だという。

 

 しかし「家族水いらず、のんびり」という心境ではないだろう。自民党の派閥が政治資金パーティー収入の一部を裏金化したとされる事件で、30日には下村博文元文部科学大臣が東京地検特捜部から任意で事情聴取を受けたことがわかった。下村氏は、2018年から2019年まで安倍派の事務総長を務めていた。

 

 

「これで松野博一前官房長官、西村康稔前経済産業大臣、高木毅前国対委員長と、過去5年間の事務総長経験者全員が事情聴取を受けたことになります。ほかにも萩生田光一前政務調査会長、世耕弘成前参議院幹事長、安倍派座長の塩谷立元文部科学大臣など、同派幹部が軒並み任意聴取を受けています。池田佳隆衆議院議員、大野泰正参議院議員の関係先にも家宅捜索が入っていますから、年明け早々に『大きな動き』があると見られています」(永田町関係者)

 

 そんな心配をひとときでも忘れようとしたのか、首相一家は30日夜、ホテルニューオータニにあるすき焼き店「岡半」で裕子(ゆうこ)夫人、公邸での親族忘年会などが問題になったことで、6月1日付で政務担当秘書官を事実上の更迭となった長男の翔太郎氏らと、すき焼きに舌鼓を打った。

 

 余談ながら、岸田首相はよほどすき焼き好きなのか、3月16日に韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫妻が来日したときも、銀座の高級すき焼き店で食事をしている。

 

「岡半」は、松阪牛など厳撰された黒毛和牛のすき焼きが楽しめる老舗として、食通に知られている。同店のウェブサイトには、オイル焼きも楽しめるすき焼きの「岡半コース」が3万7400円(税込み)、すき焼きがメインの「松坂牛コース」が1人前2万4200円(税込)などとある。

 

 しかし、国会議員の1000万円、4000万円という高額の裏金に、物価高などでカツカツの生活を強いられている国民の不満が高まっているさなかでの高級すき焼き。案の定、「ふざけるな」の批判が殺到している。

 

 ニュースサイトのコメント欄には《庶民は物価高と上がらぬ給料で青息吐息です。これは解決されることなくずっと続くでしょう。せめて裕子夫人が肉や野菜を買ってきて、公邸か私邸で食事をするという形に出来なかったのだろうか、と残念です》《こういう話聞くとやり切れんよ。ボーナスは当然なしの、今日から13連勤がスタートしたけど、これだけ仕事したって手取り15万程度で、スーパーの焼肉弁当が精一杯で、お店で焼き肉なんか食べるゆとりはないですね》《総理大臣は特に日々多忙でしょうから、たまのすき焼きもよろしいでしょうが、「政権を担う政治家達」は、国民が(特に月収20万円未満の国民が)日々苦悩しながら暮らしている事に、もっと心を寄せるべきではないでしょうか?》など、年末の切実な声が書き込まれていた。

 

 岸田首相は、「国民の声に聞く耳を持つ」といっていたはずだったが……。

( SmartFLASH )

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