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「万博は被災地に夢や希望を」維新・馬場代表の発言に「的外れ」集まる猛批判「余計に維新は嫌われる」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.08 18:31 最終更新日:2024.01.08 18:35
1月1日に発生した能登半島地震を受け、Xでは連日、《万博中止》がトレンド入り。2025年大阪・関西万博の費用を、震災復興にあてるべきという声が多くあがっている。
だが1月5日、日本維新の会の馬場伸幸代表は、「ひとつの財布で国家の財政運営がされているわけではない」として、万博は被災地復興の障害にはならないと反論した。
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また、万博が開催される2025年には復興が進んでいるとして、万博が「北陸のみなさんにも、新たな夢や希望を持って、明るい将来に歩みを進めてもらえるイベントになるのではないか」と述べ、「震災にあわれた方々には心からお見舞いを申し上げたいが、だからといって万博を中止することにはならない」と述べた。
さらに、資材や人材の「取り合い」が起きる懸念について記者から問われた馬場氏は、「パビリオンなどの建築資材が、ライフラインや住宅の復旧(の資材)とイコールではないと思う。(取り合いがあるとしても)ごく一部だと思う」と述べ、「万博準備と復興は同時並行でやっていくべきだ」と強調した。
立憲民主党の蓮舫参院議員は1月6日、自身の「X」に馬場代表の発言動画を貼り付けたうえで、こう書きこんだ。
《東日本大震災の時は全国から重機を被災地に回しました。復興復旧のため欠かせない措置です。今なお余震の続く被災地のために出来ることは大阪万博の夢や希望ではなく、被災地支援しかない。そのための政治でしょう、維新の皆さん》
1月4日には、大阪府の吉村洋文知事も「万博中止」を求める声に対し、「万博と復興支援が二者択一の関係ではない。万博があるから復興支援の費用が削減されるものではない」と反論。万博を中止、あるいは延期する可能性を否定した。
1月5日、吉村知事は、ダウンタウン・松本人志が局長を務める人気バラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)に出演し、万博をPR。維新には万博を中止・延期する考えはさらさらないようだ。
さらに馬場代表が、能登半島地震の被災地にとって、万博が「夢や希望を持って、明るい将来に歩みを進めてもらえるイベントになる」と述べたことに、SNSでは批判的な声が多くあがっている。
《馬場様、家を失った、家族を失った人が大阪万博に夢と希望を持つ人いるのでしょうか。大阪万博に従事する建設関係者をすぐに仮設住宅や道路復旧、地震が治ってきたら仮設住宅の為に人員と機材を資材を回すべきで大阪は延期か中止ですよ 優先順位を考えましょうよ。 余計に維新は嫌われますよ》
《馬場さん! 違うと思うよ。万博優先して能登復興を阻害するなら、希望ではなく、落胆と恨みと怒りしか湧かないよ。万博は優先されるべきものではない》
《被災者にとって今は先の夢や希望なん考えている暇はないであろう 一分一秒を闘わなくてはならない人もいるんだ!! 馬場や維新の連中は的外れバカリ 維新も万博も要らない!!》
馬場代表は2023年11月、インターネット番組『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)で「(万博は)絶対にやめない。国のイベントだから、世界から信用を失う」と語った。
だが、能登半島地震を受けても万博中止を一顧だにしない姿勢では、世界の前に、日本国民の信用を失ってしまうのではないだろうか。
( SmartFLASH )