1月11日、自民党は派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受け、党本部で「政治刷新本部」の初会合を開いた。
冒頭、岸田文雄首相は「自民党をめぐる現在の状況はきわめて深刻であるという強い危機感のもと、一致結束して事態に対応していかなければならない」とし、「国民の信頼を回復するため、日本の民主主義を守るためには、自民党がみずから変わらなければならない」と述べた。
だが、会議のメンバーが発表されると、SNSでは早くも「この面々で刷新できるのか」という声があがっている。
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前明石市長の泉房穂氏も、同日、自身の「X」で、《『政治刷新本部』の“メンバーの顔ぶれ”を見て、「これって“刷新されてしかるべき方々”を集めたってこと?」と一瞬そう思ってしまった。“安倍派が10人”も入っているなんて、ブラックユーモアにすらなっていない。本日スタートとのことだが、始める前から終わっている・・・》とつぶやいていた。
「なかでも『なにかの冗談だろう』と言われているのが、2023年7月の自民党女性局のフランス視察で、おどけたポーズ写真をアップしたことから “エッフェル姉さん” のあだ名がついてしまった松川るい氏が幹事として起用されたことです。
視察における疑惑の数々に答えることなく、記者会見も開かず『私はマスコミの被害者です』と言い放った態度に、地元大阪の府議や市議は『なにが正しくて何が間違っているのか、議員なら自分で説明せい!』と激怒していました。
その後、松川氏は女性局長を辞任しましたが、9月の人事で党副幹事長に起用され、さらに今回の起用です。説明責任を果たすことなく、逃げまくった松川氏が刷新を議論することに、自民党の議員ですら呆れかえっています」(自民党関係者)
SNSにも、
《正気を失っているからこそできる人事》
《刷新される側の人達!》
《何を刷新するのでしょうか??笑笑 しっかりと報告してもらわないと… とくに…松川さんでしたっけ。。。》
《こうまでして、エッフェル起用しないといけない理由って何なのだろうね。 普通の感覚持ってれば、絶対起用しないと思うんだけど》
と、評価する書き込みはほぼなかった。
通常国会が始まる1月26日までに「収支報告書への記載の厳密化」「支払いを銀行振込にする」「不正処理が起きた際の議員本人の責任」などを話し合い、中間的な取りまとめをするという。
はたしてどんな内容になるのか、国民は注視している。
( SmartFLASH )