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【能登地震】岸田首相の被災地入り、悪天候で延期 救助活動優先のなか「大名行列は現地の迷惑」反発も
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.13 16:39 最終更新日:2024.01.13 16:48
1月1日に発生し、最大震度7を観測した能登半島地震は、石川県の発表で12日現在、県内の死亡者が215人(うち災害関連死は13人)となった。
断続的に雪と雨が降るなか、自衛隊、消防、警察の救助活動が続いている。同時に心配されるのが、被災者の長引く避難生活である。
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これまで「対応が遅い」「支援規模が小さい」と批判されてきた政府だが、9日には「岸田文雄首相が能登半島地震の被災状況を確認するため、13日にも石川県を訪問する方向で調整に入った」と発表していた。
「5日の与野党党首会談では、現地の救助活動や支援の妨げになるとして、党首クラスの被災地入りを自粛するとしました。しかし、避難長期化による問題や、復旧・復興活動の実状を把握する目的で、首相が自ら、被災地入りを決定しました。自衛隊機を使って現地に入り、ヘリコプターでの視察や、避難所で被災者との対話、馳浩知事や輪島市・珠洲市関係者との意見交換などが予定されていました」(政治担当記者)
だが、12日から現地は悪天候に見舞われ、首相の被災地入りは14日以降であらためて調整されることになった。
「風雨が激しく、ヘリでの視察は不可能。移動などで地元関係者に大きな負担がかかることを心配しての延期のようですが、馳知事ですら県内の被害状況を把握できないほど、道路や通信網が寸断されているこの状況で、何かと批判が多い岸田首相が被災地入りすることに、自民党内からも『地元の方々に反発されるのではないか』と危惧する声がありました」(永田町関係者)
実際、SNSには被災者以外からの書き込みと推測されるものもあるが《被災者はそんな中で耐え忍んで、寒さに震えがんばってるんだぞ。行かんかい。何が天候不順だ》《天候によっては翌日以降に延期って、呑気だな 被災した日から2週間も経ってから現地入りするような総理って今までもいたの? 現地の人たちからどんな目で見られるのか…》《行くにしても! 最低限の人数に絞って行って!! “金魚のフン” を大量に引き連れた大名行列は現地の迷惑だから!》などの声があがっている。その一方で《延期の理由は2次災害防止だろうね》と、延期を擁護する書き込みもあった。
馳知事が、岸田首相の視察に同行する形で初めて被災地入りすることも「まだ行ってなかったのか?」と批判されているが、首相や自治体トップの視察よりも、一刻も早い被害の全容把握が待たれている。
( SmartFLASH )