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富山・滑川市長が休日に1人でボランティア参加「現場はマジで助かる」「山本太郎とは大違い」れいわ・山本代表と比較する声

社会・政治 投稿日:2024.01.18 16:30FLASH編集部

富山・滑川市長が休日に1人でボランティア参加「現場はマジで助かる」「山本太郎とは大違い」れいわ・山本代表と比較する声

水野達夫市長(本人のInstagramより)

 

 富山県滑川市の市長が休日に1人でボランティアに参加した姿勢が反響を呼んでいる。

 

 1月13日、滑川市の複合施設でおこなわれた、炊き出し約1600食分の準備作業。50人ほどが参加するなか、滑川市の水野達夫市長は随行職員なしで1人で参加。2時間ほど、黙々とネギを切り続けたという。

 

 1月14日、ボランティア会場だった施設の関係者がSNSで《野菜カットを手伝えるだけ手伝って、休憩時間に参加者と対話》《政治家の現場視察の手本だと思った》と、ネギを切る様子を投稿したことで、SNSで市長の行動を称賛する声が相次いだ。1月17日、北陸の地元紙「北國新聞」が伝えている。

 

 

 さらに、SNSで反響があったことについて、水野市長は戸惑いながら「褒めすぎですよね。本当に当たり前のことを当たり前にやっただけで……」とコメントしたことを、富山県の地元テレビ局「チューリップテレビ」が1月17日に伝えている。

 

 SNSでは水野市長の行動を称賛する声が多く上がっている。

 

《たしかに元旦以降、被災地に赴いては声高に今用意できんやろというものを非難して正義の自分アピールする政治家に辟易してたから、SNSにアップするでもなくネギ2時間切り続けて去る行動はまぶしいな…》

 

《政治家はSNSでボランティアアッピールする人しかいないものだと…。つかひたすら野菜カットしてくれる人がいると現場はマジで助かるんだよね…》

 

《翌日から能登に出発する炊き出し準備にひとりひっそり参加してひっそり帰る。世の中目立ってナンボの政治家ばかりかと思ってたらこんな市長さんがいらしたんだ》

 

 さらにSNSでは、れいわ新選組の山本太郎代表と比較する声も多く上がっている。

 

《これ見よがしにSNSでアピールするどこかの山本太郎とは違うな》

 

《このような被災地の市長の話を聞くと救われる思い 山本太郎とは大違い》

 

《世の中、立派な方はいるものですね。迷惑だという被災地へ行って、カレー食ったとアピール丸出しのれいわ新選組とか言う政党の山本太郎とか言う輩とは、えらい違いだ》

 

 山本氏は1月5~6日と11~12日の2度にわたり、能登半島地震の被災地を視察。1月5日、自身の「X」に能登町で炊き出し用のカレーを食べる様子を投稿したことで、「被災者のための炊き出しを食べていいのか」と物議を醸していた。

 

 1月17日、山本氏は国会内で記者会見。炊き出しのカレーを食べたことが物議を醸したことを記者から問われ、「議論が生まれることはそれでいいと思う」としたうえでこう語った。

 

「カレーを食べたのは全体の配食が終わった夜9時くらい。NPOの方々もみんな食べ終わられた後の、本当に残りのものだった(被災地に)滞在する間の自分たちの食料は持っていったが、『おいしいものを作ったから、最後に食べてってよ』と言われ、これを断る理由はない。混乱して物資も乏しいなか、作ってくれたカレーは普段食べるカレーの何万倍も美味しいものだった」

 

 炊き出しを食べながら取るコミュニケーションが重要だとしたうえで、山本氏はこう主張した。

 

「この災害において食糧供給の体制さえもしっかりと組めない状況があったことが問題。山本太郎のカレーごときでこれだけ炎上する。この先、自治体職員や応援の職員が炊き出しを食べたっていうことで炎上する余地がある。本来は感謝の意味でSNSに上げようとしても現場の空気で『内緒に』となってしまう。私は叩かれてもいいが、気遣いをしながら活動をしなきゃいけないというようなストレスを与えるべきではない」

 

 もちろん、国会議員と市長で立場は違う。「被災地での政治家のあるべき姿」をめぐってはまだまだ議論が続きそうだ。

( SmartFLASH )

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