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「侮辱そのもの」麻生氏、上川外相を称賛するも「そんなに美しくない」でSNS大荒れ…突然の「持ち上げ」は初の女性総理の第一歩か

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.29 18:18 最終更新日:2024.01.29 18:46

「侮辱そのもの」麻生氏、上川外相を称賛するも「そんなに美しくない」でSNS大荒れ…突然の「持ち上げ」は初の女性総理の第一歩か

ブリンケン国務長官と会談する上川外相(写真・ロイター/アフロ)

 

 1月28日、自民党麻生太郎副総裁が福岡県で講演し、上川(かみかわ)陽子外相(70)に対して、「新たなスターが育ちつつある」などと期待感を示した。

 

 だが、その言い方に難があったせいで、SNSで大炎上している。

 

 

「報道によれば、講演では上川氏の手腕に対して、『堂々と話をして、英語もきちっと話をして、自分でどんどん会うべき人たちの予約を取る。あんなふうにできた外相は今までいない』などと称賛。

 

『ぜひ女性、若い人、こういった人たちをわれわれは育てねばならない』と強調したのですが、『このおばさん、やるねえ』『そんなに美しい方とは言わんけれど』など、女性を年齢や容姿でくくる、いわゆるルッキズム的な発言もしたそう。

 

 しかも『かみかわ』ではなく、『かみむら』と2度ほど呼び間違いしたとのこと。

 

 麻生さんは、地元に帰ると失言が飛び出す傾向にありますが、党内からも『いい加減にしてくれ』『もう、時代が違うことを知ってくれ』という声があがっていました」(政治担当記者)

 

 ニュースサイトのコメント欄にも、

 

《別に可愛くないとか可愛いとかの見方を自分で思うのは良いと思うよ。ただ公の場では言うもんではないと思う。本人が聞いたら多分良い気はしないし、考えてから発言してほしい》

 

《セクハラと言うより、何を言っても許されると勘違いしてる、立場を利用したパワハラですね》

 

《麻生太郎はひと言多いんだよね。素直に能力を評価して褒めればいいのに、相手を貶めて笑いをとる手法は相変わらず》

 

《容姿を取り上げて不特定多数の前で笑いものにするような行為は侮辱そのものだと思う》

 

 など多くの批判的な声が集まった。

 

「麻生さんには人望があり、多くの “子分” に慕われているのは間違いありません。かつて、元大阪府知事の橋下徹氏が麻生さんについて、『半径1メートルの男。半径1メートルに入るとみんな好きになっちゃう。話も面白い』と語っていますが、そのとおりのキャラクターなんです。

 

 とはいえ、この時代、『おばさん』『美しくない』発言はアウトでしょう。ネットでは『もう引退しろ』といった声も寄せられています」(同)

 

 それにしても、なぜいま麻生氏は上川外相を持ち上げ始めたのか。自民党関係者がこう指摘する。

 

「上川大臣は解散した岸田派に属していました。麻生氏は派閥解散の件で岸田首相と距離をおいていますが、ポスト岸田には、本気で女性総理大臣を考えています。法務大臣、外務大臣と重要閣僚をこなしてきた上川大臣はその最有力候補なんです。

 

 自派閥に呼び込もうと思っているかどうかはともかく、今回の発言は麻生さんなりの高い評価を本音で示したものなのでしょう」

 

 1月29日放送の『ゴゴスマ』(TBS系)では、元宮崎県知事の東国原英夫氏も、上川外相を岸田後継の「最有力候補になった」との見方を示している。

 

 麻生氏の発言で、「ダークホース」の存在が世の中に明らかになったのかもしれない。

( SmartFLASH )

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