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「利益相反、絶対にダメ」盛山文科相、旧統一協会と「政策協定」報道…SNSで辞任要求高まるも本人は「記憶がない」連発

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.02.07 16:44 最終更新日:2024.02.07 16:53

「利益相反、絶対にダメ」盛山文科相、旧統一協会と「政策協定」報道…SNSで辞任要求高まるも本人は「記憶がない」連発

旧統一教会への解散命令請求について会見する盛山文科相(2023年10月、写真・時事通信)

 

 2月7日、盛山正仁文科相が、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の友好団体から2021年衆院選で選挙支援を受けたとされる問題をめぐり、盛山氏が当時、教団側と事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書に署名していたことがわかった。同日、朝日新聞が関係者の話として報じた。

 

 記事によると、2021年10月、教団の友好団体「世界平和連合」が神戸市で集会を開き、盛山氏が出席。その場で「憲法改正」「家庭教育支援法制定に向けて取り組む」「LGBT問題は慎重に扱う」といった政策への賛同を求める推薦確認書に署名。その後、団体から推薦状を受け取ったという。

 

 

 元参院議員でジャーナリストの有田芳生氏は、同日、自身の「X」にこう書きこんだ。

 

《教団との政策協定を結んだ国会議員は少ない。私が取材した元幹部は「政策協定に署名してもらわないと、選挙支援だけして、あとは知らないとされては困るからだ」と語った。特別に深い関係を隠していた森山大臣は辞任するしかない》(※後に「盛山」と訂正)

 

「『政策協定』に応じた議員としては、斎藤洋明氏が、2021年の衆院選で電話かけなどの支援を受け、文書に署名したことを認めています。斎藤氏は、朝日新聞の取材に『選挙を応援して下さる(教団の)会員から、秘書に直接(文書を)手渡された』と話していますが、このことで辞任はしていません。

 

 一方、盛山氏は文科相ですから、宗教法人を所管し、旧統一教会へ『解散命令請求』を出す側のトップです。これは明らかに利益相反になりますから、有田氏が強く辞任要求するのも当然といえるでしょう」(政治担当記者)

 

 SNSでは、盛山氏の文科相辞任を求める声が高まっている。

 

《コレは辞任に繋がるんじゃないの。耐えられると思えないけど》

 

《政策協定やってたか…本人は引き続き職責を果たすって言ってたし、岸田は盛山氏更迭を否定してたが、もう無理だな。決断は早くしないと致命傷になる》

 

《学校教育を主導する文科大臣が、特定宗教団体との利益相反関係は絶対にマズい!ダメだろう、こんなの》

 

 2月6日、盛山氏は衆院予算委員会で、旧統一協会からの選挙支援について「記憶がない」と連発。7日には、政策協定報道について「サインしていたのかもしれないが、よく覚えていない」と述べた。

 

 岸田文雄首相は「過去の関係にかかわらず、現在は当該団体との関係をいっさい有していない」と盛山氏の更迭を拒否したが――はたして「記憶がない」で乗り切れるのか。

( SmartFLASH )

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