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「これぞ火事場泥棒」松野前官房長官が4660万円を自分に出費…裏金1051万円の次は「官房機密費」でウハウハ
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.02.13 16:43 最終更新日:2024.02.13 16:55
《これぞ火事場泥棒ですかね。裏金だけでは飽き足らず官房機密費も使いたかったのね》
《何に使ったのかも言わず、ドサクサに紛れて使い放題、やりたい放題》
ニュースサイトのコメント欄に書き込まれた辛辣なコメントである――。
松野博一前官房長官が、2023年12月14日に退任する直前の2週間で、内閣官房機密費4660万円を使用していたことが明らかになった。
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「しんぶん赤旗が情報公開で入手した『政策推進費受払簿』で明らかになり、2月11日に報じられました。
松野氏は12月1日、官房機密費9660万円を自身が管理する『政策推進費』に振り分けました。14日に後任の林芳正官房長官が引き継いだ際、金庫に残っていたのは現金5000万円で、差額の4660万円が、今回、注目されている金額です。どのように使われたのかはわかっていません」(政治担当記者)
松野氏が官房長官に在任していた2021年10月~2023年12月、およそ27億4600万円の内閣官房機密費が支出されている。このうち政策推進費には26億5010万円が充てられている。
「松野氏は2018年からの5年間で、派閥から1051万円の『裏金』を受け取り、政治資金収支報告書に記載していなかったことから官房長官を事実上、更迭されています。それなのに今度は『官房機密費』4660万円を手に入れたわけですから、ウハウハでしょう。
内閣官房機密費は使途を明かす必要も領収書も必要ないため、ある自民党職員は『官邸にとって打出の小槌』と表現しています。納税者が『どれだけ、がめついんだ』と怒るのも無理はありません」(政治ジャーナリスト)
林官房長官も、2月13日にこの事実を認めているが、「国の機密保持上、使途などを明らかにすることは適当でない。松野前長官個人に支出したかのように受け取られているとすれば、そうした事実はない」と述べている。
しかし、自民党はこれまでも内閣官房機密費を「不自然」に使ってきた経緯がある。
「2009年8月の衆院選で、自民党は大敗して野党になりました。選挙の2日後、自民党の官房長官だった河村建夫氏は内閣府に2億5000万円を請求、官房機密費から引き出しました。
政権交代して民主党の平野博文氏が官房長官になって調べると、その全額が使われていて、金庫はすっからかん。当時、一度に2億5000万円が引き出されるのは異例だと報じられました」(同)
どこまでも広がる深い深い「闇」だ。
( SmartFLASH )