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選挙“不敗神話”にほころび、学歴詐称疑惑再燃、自公の離反…「初の女性総理」もいまは昔、小池都知事「政界引退」のシナリオ

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.04.23 19:15 最終更新日:2024.04.23 22:17

選挙“不敗神話”にほころび、学歴詐称疑惑再燃、自公の離反…「初の女性総理」もいまは昔、小池都知事「政界引退」のシナリオ

 

 小池百合子東京都知事の“不敗神話”が崩れ始めた。4月21日投開票の目黒区長選で、自ら推した元都議が現職に競り負ける結果となったのだ。

 

「これまで、都内の首長選では連戦連勝でした。2021年の千代田区長選、2023年の豊島区長選では、元都議や都幹部などいずれも“小池色”の強い首長を当選させてきました。その後も、2023年12月の江東区長選、2024年1月の八王子市長選では、自公が推薦する候補の応援に入り、当選させています。今回、連勝がストップしたことで“選挙に強い”という小池神話に、ほころびが見え始めた、といっていいでしょう」(政治担当記者)

 

 

 4月28日には衆院東京15区の補選が投開票を迎えるが、小池知事が擁立した乙武洋匡(ひろただ)氏(無所属で出馬)も、敗色濃厚といわれている。

 

「マスコミ各社の情勢調査では、乙武氏は元格闘家の須藤元気氏と4位を争っています。これは小池氏にとって想定外だったでしょうね」

 

 こう語るのは元朝日新聞政治部デスクの鮫島浩氏だ。

 

「小池氏は、もともとは都民ファーストの会だけでなく、自民、公明、国民民主の推薦を受けて乙武氏が圧勝すると見越していました。ところが、公明党が乙武氏の過去の女性問題に反発して推薦を見送ったのをきっかけに、自民党も推薦をやめました。

 

 その理由は、小池氏自身が出馬を見送ったことが何より大きい。小池氏は補選に電撃出馬して国政復帰し、自民党に復党、そして9月の総裁選で初の女性総理、というシナリオを描いていました。そこに、自民党の非主流派や公明党が目をつけ、不人気の岸田文雄総理に代わる新しい選挙の顔として“小池総理”への期待を高めていたんです」(鮫島氏・以下同)

 

 ところが、小池知事は土壇場で出馬を取りやめ、代わりに乙武氏を擁立した。

 

「自公としては、梯子を外された思いだったでしょう。これが大きな潮目になった。自公が推薦を取りやめたことで、乙武氏を応援してくれるのは、都ファのほかは国民民主党だけという状況になりました。さらに、小池氏の学歴詐称疑惑が再燃。過去の女性問題とのダブルパンチで、乙武氏は大失速したわけです」

 

 もちろん、選挙で連敗すれば、小池知事にとっても痛手は大きい。

 

「小池神話は完全に崩壊し、小池氏の求心力は急速に落ちて、自公の“小池離れ”がますます加速するでしょう。小池氏自身の国政復帰の芽も、ほとんどなくなります」

 

 とくに、学歴詐称疑惑が再びクローズアップされたことで、小池知事の都知事選「不出馬」の可能性まで高まったという。

 

「この問題は、簡単には終わりません。小池氏は会見で、カイロ大学が発行した声明文があると繰り返しましたが、偽装と疑われる声明文の作成に関してはいっさい、答えていないわけです。疑惑を告発した元側近の小島敏郎氏は、過去のメールを証拠保全していて、小池氏が7月の都知事選挙に出馬するなら、学歴詐称で刑事告発すると表明しています。

 

 ただでさえ、出馬を躊躇するところでしょうが、選挙で連戦、連敗すると、どんどん求心力が弱まります。国政復帰の芽がなくなった小池氏には用がない、と言わんばかりに、自公の両党はジワジワと距離を置き始めています。その状況で、小池氏が7月に本当に都知事選挙に出馬できるのか疑問です」

 

 小池知事自身も、内心は不出馬に傾いていると鮫島氏はみる。

 

「都知事としてやり残したことがあるなら別ですが、そもそも彼女自身、都知事を長くやりたかったわけではないでしょう。“初の女性総理”を目指すためのステップアップとして、都知事というポストを利用してきたわけです。初の女性総理の道が閉ざされたいま、疑惑まみれのなかで、果たして3選を目指して出馬する意味があるのかどうか。

 

 選挙に出れば、また学歴詐称疑惑を追及されるでしょうし、告発者の小島氏は、都ファの事務総長や都の特別顧問もやっていたから、ほかにも小池氏を追い込むネタをいろいろ持っているはずです。小池氏が不出馬を表明するまでは追及の矛を収めないでしょう。小池さん自身、内心、出ようかどうしようか悩んでいるんじゃないでしょうか。最後は自ら不出馬を選ぶ、つまり都政を投げ出す可能性が高いと思います」

 

 都知事選不出馬、それはすなわち、小池知事の政界引退を意味する。

 

「もともと、環境省の役人だった小島氏は、環境問題への取り組みに共鳴して、小池氏を支えてきたと思われます。しかし、最近の小池氏は明治神宮外苑の再開発問題でも、環境破壊に通じる巨大な利権の再開発ばかりやっています。小島氏の学歴詐称告発の狙いは、小池氏を政界引退に追い込むことにあったとみるのが妥当だと思います」

 

 小池知事はまだ都知事選出馬について明言していない。4月28日、補選の結果次第で、小池知事は“決断”を迫られることになる――。

( SmartFLASH )

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