6月1日午前6時20分ごろ、靖国神社(東京都千代田区)の神社名が書かれた石柱に、赤いスプレーで「Toilet」と落書きがされているのを通行人が発見、警察に通報した。
「落書きが見つかったのは、第一鳥居(大鳥居)の前にある『靖國神社』と書かれた石柱です。いたずら書きは、地面から3mくらいの高さの場所に書かれていました。神社はすぐに洗浄しましたが、それを参拝客が不安そうに見守っていました」(社会部記者)
この事件が発覚後、中国の動画アプリにその犯行と思われる動画がアップされ、関連性が疑われている。
「動画には、20代と思われる男性が明け方ごろ石柱によじのぼり、そこで放尿をするような行動が収められていました。その直後に、ポケットからスプレー缶を取り出し、『神』と『社』の間にいたずら書きをしました。その後は、何事もなかったかのように平然と靖国通りを歩いて九段下の方角へ向かったのですが、この一部始終を別の人物が撮影して、アップしたようです」(同前)
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一部では、男性が「日本政府による汚染水の海洋放出に対して、我々には何もできないのか」と話したなどと報じられている。
このニュースに高須クリニックの高須克弥院長は6月1日、自身のXに《器物損壊なんて微罪ですむ問題ではありません。日本人の誇りを辱しめられたのであります。魂が汚辱されたのです。僕は納得できません》と激憤のポストとともに《どなたであろうと、この中国の人を捕えて引き渡してくださった方にかっちゃんからの賞金500万円をその場でお渡しします。捜査協力なう》と書き込み、その後すぐに《1000万円に増額します。捜査協力お願いいたします》と、増額を発表した。
警視庁も、防犯カメラなどを解析して犯人の行方を追っており、SNSでは犯人の本名など、個人情報を特定する動きが始まっている。
ある警察OBは「相手が刃物などを持っている可能性もあるので、私人逮捕は危険がともないます。絶対に自重してほしい」と呼びかける。まずは捜査機関の動きが待たれる。
( SmartFLASH )