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「損失は3000万円」ギリギリ中止発表が賛否を呼んだ「足立の花火」主催者が明かした「苦渋の決断」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.22 15:41 最終更新日:2024.07.22 15:41

「損失は3000万円」ギリギリ中止発表が賛否を呼んだ「足立の花火」主催者が明かした「苦渋の決断」

過去の「足立の花火」の様子(写真・AC)

 

 7月20日の夕方ごろ、関東地方では東京を中心にゲリラ豪雨に見舞われ、断続的に雷が発生していた。

 

 この被害を大きく受けてしまったのは、同日の午後7時20分から開始予定だった「足立の花火」。足立区と、一般社団法人足立区観光交流協会が主催する、荒川河川敷を会場にした花火大会で、約1万3000発の花火が打ち上げられる予定だったが、天候により直前の午後6時55分に中止が発表された。

 

 例年、何十万人という観客が訪れるこの花火大会。そして、直前の中止ということで、X上では開始の判断について、賛否両論の議論が飛びかっていた。

 

 

《足立区花火大会まさかの雷で中止の瞬間、えええええ~?経済効果を考えギリギリまでアナウンスしないやり口か》

 

《直前で中止になってこの世の終わりみたいなキレ方してる人いたけど、会場で中止のアナウンスかかって帰宅した瞬間にこの雨。普通に英断だと思う。》

 

《マジかよ。今年は足立の花火…、せっかくのんびり寝て見れる良い場所も調べて確保出来たのにさぁ、雷鳴りはじめたから開始30分前に中止だとさ》

 

《中止は賢明な判断だと思います。濡れる前に家に帰れて感謝です》

 

 しかし、気象予報士の白戸京子氏も、7月21日配信の本誌記事で「ゲリラ豪雨はギリギリまで来るか来ないか予測が困難なんです」と指摘していたように、人命優先の仕方のない判断だったといえる。

 

 インターネット上で大きな反響があったこの中止の判断について、足立区観光交流協会の担当者は本誌の取材に「18時45分に決定し、18時55分に発表しました」と明かした。区長による会場アナウンスまで10分前という、苦渋の決断だった。

 

 担当者が経緯について続ける。

 

「最終的な決断は、足立区と足立区観光交流協会でしました。当日は、事前から急な雷雨の可能性があるということでしたが、遠方で落雷を確認したので、気象庁の雨雲レーダーや雷レーダーを確認していました。

 

 18時45分の決断直前で、足立区内でも雷雨の危険性が高まったこと、とくに雷について危険な状況でしたので、決定しました。現場では『続行しよう』という意見はなく、全員一致で決めました。人命最優先の決定です。

 

 中止発表前までに、約40万人の方が会場にいらしていたようです。例年、開始後や打ち上げ直前に来場する方がいらっしゃるので、昨年(2023年)ほどは集まらなかったということです。

 

 もちろん、会場に来ていただいた方々に『足立の花火』を観ていただきたかったという思いはありますが、今回の判断については状況も見て、間違いなかったと思っています」

 

 一方で「足立の花火」には有料席が設置されており、その払い戻しについても関心が寄せられている。Xでは《「通常の有料席は払い戻しされる」のに「ふるさと納税枠のみ払い戻しされない」ことを知り、無事むせび泣く》と、「ふるさと納税」で有料席の入場券を入手したために、払い戻しがないことを残念がる声も聞かれているが、その点についても尋ねた。

 

「ふるさと納税のサイトにも、払い戻しがない旨を明記をさせていただいておりますので、ふるさと納税分を除いたチケットを全額払い戻しします。

 

 有料観覧席は完売しておりました。そのため、約3000万円の損失になります。また、金額は非公表ですが、花火業者側にも全額、お支払いしています。

 

 今回については屋外のイベントですし、天候については誰が悪いわけでもありません。人命最優先ということで、ご理解をいただきたいと思います」(前出・担当者)

 

 次回は、無事に開催されることを祈るばかりだ。

( SmartFLASH )

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