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「中露と互角にやれる胆力がある」石破新総裁に自民党の元重鎮・ヤマタクが太鼓判…急失速の進次郎氏には「若さが露呈」と苦言
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.28 20:30 最終更新日:2024.09.28 20:39
9月27日、決選投票にまでもつれ込んだ自民党総裁選で、高市早苗氏を下して第28代総裁に選出された石破茂氏。10月1日に首相指名されるとみられており、「石破総理」誕生の日も近い。
そんな石破氏について、自民党の元重鎮はどのような評価を下すのか――。かつて、小泉純一郎氏、加藤紘一氏とともに「YKK」と呼ばれた盟友関係の一角を担い、「小泉改革」を支えた元自民党副総裁・山﨑拓氏に聞いた。
「自民党内でも不評を買ってきましたけど、じつは(私は)終始一貫、石破君を推してきたんですよ。3度目ならぬ、5度目の正直で(総裁に)なれたから、喜びもひとしおです。
彼は胆力がある政治家です。専制君主的なトップリーダーである中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領と互角に渡り合えるのは石破君。(総裁選候補者)9人の中で抜きん出ていますよ」
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こう石破氏を評価する山崎氏。当初から「石破推し」だったと明かしたが、総裁選途中までは、小泉進次郎氏がリードしていると報じられてきた。だが、「演説中にカンペを見すぎる」「“小泉構文”が討論で通用しない」など、数々の問題点が浮き彫りになり、評価が急落。山崎氏も、進次郎氏をこう辛らつに指摘する。
「進次郎君の失速には驚きました。選挙戦での演説は、話の中身が抽象的すぎた。『経験のなさ』と『若さ』が露呈したのだと思いますね」
今後、石破氏が総裁、果ては内閣総理大臣となり自民党だけでなく国政を担っていく予定。組閣を含めた人事が石破総裁の最初の仕事になるだろう。だが、9人もの候補者が乱立した今回の総裁選。党内融和が図れるのかが目下「石破総理」の最大の課題とされているが……。
「人事で難航するのではないかと言われますが、そんなことはありません。(大臣)なりたい人は多いんだから協力しますよ。派閥の推薦がない人事だから自由にできる。公正公平な人事ができれば大丈夫です」
こう言って、石破総裁に太鼓判を押した自民党の元重鎮。派閥解散、裏金問題など党内の課題は山積しているが、失墜したイメージを再興できるだろうか。
( SmartFLASH )