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「裏金」丸川珠代氏、衆院鞍替え選挙も「東大決戦」で危惧される落選危機“必殺技”がまさかの命取りに

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.10.11 19:30 最終更新日:2024.10.11 19:30

「裏金」丸川珠代氏、衆院鞍替え選挙も「東大決戦」で危惧される落選危機“必殺技”がまさかの命取りに

 

 

 10月27日投開票の衆院選から、1票の格差を是正する目的で、全国の小選挙区に「10増10減」が適用される。

 

 東京都はこれまでの25選挙区から30選挙区になったことで、各党は「勝てる候補者」を続々と投入している。なかでも注目されているのは、港区と渋谷区が含まれる東京7区。参議院から鞍替えした丸川珠代氏が出馬するのだ。

 

「丸川氏は15年間、東京都選挙区選出の参院議員を務めました。故・安倍晋三元首相に目をかけられたこともあり、東京オリンピック・パラリンピック担当相、内閣府特命担当相、環境相などを歴任。これまでずっと衆院への鞍替えを希望していましたが、なかなか“空き”がなかったため、かないませんでした。

 

 

 丸川氏から鞍替え希望の理由は聞いたことはありませんが、首相の指名や予算の議決、条約の承認などで、衆院の議決が優先されます。そういったことから、どうしても『参院のほうが格下』という意識があるようです。丸川氏は、それが我慢できなかったのかもしれません」(政治担当記者)

 

 東京7区には立憲民主党の松尾明弘氏、日本維新の会の小野泰輔氏、参政党の石川友梨香氏らが出馬を予定している。丸川氏、松尾氏、小野氏がいずれも東京大学卒業であることから「東大決戦」ともいわれているが、丸川氏の情勢はどう見られているのか。自民党議員秘書はこう語る。

 

「松尾氏は元衆院議員、小野氏も2020年の都知事選に立候補しており、今回、解散するまでは現職の衆院議員でしたから、両者ともに知名度は申し分ありません。激しい戦いが予想されます」

 

 丸川氏といえば、政治資金収支報告書の大規模な記載漏れが発覚した、いわゆる「裏金議員」のひとり。記載漏れの総額は822万円にも上り、今回の衆院選の大きな争点のひとつである「裏金議員」への投票の是非に大きくかかわっている。落選危機にあるとの報道もある。

 

 だが、自民党都連関係者は丸川氏について、「裏金」とはまったく別の心配をしているというのだ。それは、彼女の“必殺技”の不評ぶりだった。

 

「丸川さんは、選挙で通行人の方などと、両手でがっちり握手をします。そして、じっと相手を見つめるのです。丸川さんがテレビ朝日のアナウンサーとして活躍していたことを知っている50代、60代の男性は、これで一気に丸川さんのファンになってしまうようです。

 

 この世代は投票率も高いので、得票には効果的だと思いますが、反感を抱いた層が逃げてしまうのではないかと心配する声が支持者の間であがっています」

 

 参院選と異なり、衆院小選挙区は狭いため、ネガティブな情報もすぐに広まりがちだと、この都連関係者は危惧する。

 

「こびへつらうような態度を誤解されれば、すぐに“アンチ丸川”の風が吹き、命取りとなる可能性があるんです。それでなくても丸川さんは、裏金問題で比例代表との重複立候補ができません。選挙戦は茨の道ですよ」

 

「裏金騒動」で失墜した信用を取り戻すのに必要なのは、誠実な説明だ。

( SmartFLASH )

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