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「殺されかかった」国民・玉木雄一郎代表 “立憲憎悪”発言に批判殺到「自分だけが被害者ヅラ」背景に致命的な“同族嫌悪”

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.11.06 20:15 最終更新日:2024.11.06 20:15

「殺されかかった」国民・玉木雄一郎代表 “立憲憎悪”発言に批判殺到「自分だけが被害者ヅラ」背景に致命的な“同族嫌悪”

ニヤケが止まらない玉木代表(写真・長谷川 新)

 

政治的に殺されかけた人がいっぱいいる」ーー。

 

 10月5日、国民民主党の玉木雄一郎代表が先の総選挙の一部選挙区で競合した立憲民主党の執行部を強い表現で批判したことが波紋を広げている。

 

「玉木代表は、11日に予定されている首班指名選挙に関連して、

 

 

『立憲民主党さんが(候補者を)立ててきて、政治的には殺されかかった人間、いっぱいいるわけですよ。それを勝ち残ってきた彼らにですね、立憲民主党の代表の名前を書けと、私は言えません。党の代表として』

 

 と発言しました。つまり、野田佳彦氏への投票を呼び掛ける立憲の求めには応じないことの意思表示ですね。それにしたって、かなり強い表現で立憲を批判したことになります。『殺されかかった』というのは具体的には、小選挙区で敗北し、その後比例で復活した神奈川19区と愛媛1区のことを指しているようです。ただ、そもそも国民と立憲は候補者調整などをしていなかったわけで、選挙で勝ち負けが出るのは当然のことですよ」(政治部記者)

 

 玉木代表の“立憲憎悪”とも言えそうな発言に、X上では批判が相次いだ。

 

《恨み節?こういうの最近多いけど、何のための政治なの?》

 

《ちゃんと事前に調整しとけよ。お前がやってなかったからだろ》

 

《んなもん小選挙区ならどこの政党も一緒だろ。自分だけが被害者ヅラするのは自信がないことの裏返しなのか》

 

 もともと立憲は、2017年に民進党が小池百合子都知事を代表とする希望の党に合流する際、枝野幸男氏ら合流を拒否された人々が中心となって設立。一方、国民民主は、2018年に民進と希望が合併してできた政党だ。

 

「いずれも旧民主党に源流があり、野党再編のゴタゴタの中で、近親憎悪ともいうべき感情を両党の議員が抱いている状態です。玉木代表の強い発言からしても、立憲をよく思っていないことがわかります」(同前)

 

 首班指名選挙では、国民民主が玉木代表を推すことにより、最終的に石破首相が選出される公算が大きい。自民党議員が含み笑いでこう語る。

 

「国民民主は、ガソリン税を引き下げるトリガー条項の凍結解除と引き換えに、予算案に2回も賛成するなどしてきましたが、結局、凍結解除は実現していません。今後もいいように利用するべし、というのが自民党内の主流な意見です。

 

 改憲や防衛政策で距離がある公明党をけん制するため、その都度、『国民や維新とくっつくぞ』という姿勢を示してきましたが、まさに今、議席数が近い公明と国民民主は、競わせるのにちょうどいい存在です。過半数割れしたからといって、主導権は絶対にわたさないでしょう」

 

 ついにキャスティングボートを握った国民民主。自民に操られないためにも、野党どうしで争っている場合ではなさそうだが……。

( SmartFLASH )

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