北九州のマクドナルドで中学生2人が凶行の被害に…「午後8時に子どもが外出」是か否か論争が勃発

 

　12月14日午後8時すぎ、福岡県北九州市小倉南区徳力のファストフード店「マクドナルド322徳力店」で、同じ中学に通う3年生の男女2人が男に刃物のようなもので刺されるという痛ましい事件が起きた。

 

　2人はすぐに病院に搬送されたが、女子生徒の中島咲彩さん（15）が死亡。死因は失血死だった。男子生徒（15）も重傷を負ったが意識はあるという。

 

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「2人は塾帰りで、商品を注文するため、カウンターの最後尾に並びました。店内に入ってきた犯人は、2人の後ろに並ぶと躊躇なく、無言で2人の腰周辺を刺し、そのまま店外に逃走。この間、およそ30秒だったそうです。

 

　男子生徒は警察に『犯人と面識はなかった』と証言しています。福岡県警は殺人事件として小倉南署に捜査本部を設置、怨恨と無差別殺人の両面を視野に入れているようです」（事件担当記者）

 

　被害者が中学3年生ということは、高校受験のため塾に通っていたのかもしれない。帰路の途中にあるマクドナルドで復習するつもりだったのか、あるいは束の間の息抜きと空腹を満たすために立ち寄ったのか――。

 

　ネット上では、なんの落ち度もない中学3年生を卑劣な刃が襲ったことへの憤りの声が多数投稿されている。一方で、事件発生が午後8時すぎだったことから、中学生の行動への疑問も投稿されていた。

 

《たとえ塾だろうと夜に子供だけで外にいるのは日本くらいじゃないかと思う》

 

《部活だろうが塾だろうが中学生の帰りが遅くなるなら保護者が必ず迎え行くべき》

 

《午後8時30分に中学生2人だけでいるのは危険だし、個人的にはかなり遅い時間だと思っている》

 

　もちろん、こうした批判へのさらなる反論も寄せられている。

 

「凶悪な犯行ですから、当然、被害者に落ち度はありません。また、子どもの外出を何時までにするかというのは、各家庭の価値観の問題にもなってきますから、これもなかなか難しい。Xには《車で迎えに行きたいけど、一方で周辺はやたらと駐停車禁止だし》という、保護者の切実な意見も投稿されています。

 

　SNSでは、『午後8時に子どもが外出』の是否について議論が沸き起こりましたが、簡単に結論づけるわけにはいかない問題です」（前出・事件担当記者）

 

　いずれにせよ、犯人の一刻も早い逮捕と動機の解明が待たれる。

( SmartFLASH )