社会・政治
鈴木宗男氏「参院選で自民党が擁立」報道に集まる賛否“ロシア一筋”の“お騒がせ政治家”への根強い拒否感
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2025年夏の参院選で自民党が擁立を検討していると報じられた鈴木宗男氏
2月23日、北海道新聞が「自民党が夏の参院選比例代表に鈴木宗男参院議員(77)の擁立を検討していることが22日分かった」と報道。まさかの自民党復帰の可能性に衝撃が走った。
「鈴木氏本人は23日、マスコミの取材に対し『まったく聞いていない』と否定しましたが、今後の判断については『北海道内の後援会をひと回りして、どのような判断をするか3月中に決めたい』と語っています」(政治担当記者)
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鈴木氏は2002年、北方領土の支援をめぐる疑惑などで、自民党を離党。2010年には受託収賄などの罪で実刑が確定、衆院議員を失職となり、収監された。公民権が復活した後の2019年、参院選比例代表に日本維新の会から出馬して国政復帰したが、2023年、事前届け出をせずにロシアを訪問。このことで党から除名処分を出され、鈴木氏は自ら離党を選んだ。
「鈴木氏は、自身の公式サイトに《プーチン大統領が就任後に初めて会った外国の政治家は、この私です》《「鈴木宗男=ロシア」といわれるように、今日まで一筋の道を歩んできました。いや、歩んでいると自負しています》と掲げるほどの、親ロシア派。自民党の思惑としては、トランプ政権になった米国とロシアの関係が変化するなか、ロシアに太いパイプを持つ鈴木氏を取り込みたいのではないかと噂されています」(前出・政治担当記者)
今回の報道に、Xにもさまざま反応が書き込まれている。
《自民党は定年73歳制を設けているので、その上限を上回る年齢の鈴木宗男を自民党入りさせて比例で出馬させるとなると、ロシア関連以外でも反発がありそうだ》
《自民党は迷走しまくってるな》
とかく“お騒がせ”な行動が指摘される鈴木氏への拒否感は根強い様子だ。一方で《米露関係が正常化しようとしている今、ロシアとのパイプ役が鈴木宗男氏しかいない》と、対ロ関係については待望論もあがっている。
果たして、自民党の思惑はうまくいくのだろうか。