社会・政治
【2025年上半期ニュース現場は今】「大阪・通天閣レトロゲーセン火災」出火元ゲーセンは放置され、謝罪もなし

4月20日、レトロゲームの躯体だけが運び出され、放置されたままの火災現場(写真・馬詰雅浩)
1月21日、大阪・通天閣(大阪・浪速区)から100mほど離れた商店街で火災が発生。消防車42台と消防ヘリが消火にあたった。
「火元は雑居ビルにあるレトロゲームが人気のゲームセンターとみられ、被害額は数千万円に上るそうです」(事件担当記者)
火災から3カ月たった4月中旬、本誌は出火元のゲームセンターを訪れた。ゲームの躯体こそ運び出されているが、店内は焼けたままの状態だ。隣で着物店を営み、二次被害に遭った女性経営者は、ゲームセンターオーナーの対応に憤りを隠さなかった。
【関連記事:通天閣火災から1カ月…「延焼で閉店」近隣着物店が、“火元”ゲーセン店長に激怒!「いまだに謝罪もなし」近隣店舗からも「腹立っとるんや!」の商店街トラブル】
「3カ月たった今も、謝罪はゼロです。火事になったビルもそのままで、めちゃくちゃの状態です。ビルオーナーから『解体するかも』という話がありましたが、何も決まっていないようです。
警察、消防は火事の原因がわかっているようですが、『ゲームセンターとビルオーナーにしか教えられない』と言われました。 “諦めたまま” が続いています」
隣で着物店を営み、二次被害に遭った女性経営者は、ゲームセンターオーナーの対応に憤りを隠さなかった。
「3カ月たった今も、謝罪はゼロです。火事になったビルもそのままで、めちゃくちゃの状態です。ビルオーナーから『解体するかも』という話がありましたが、何も決まっていないようです。警察、消防は火事の原因がわかっているようですが、『ゲームセンターとビルオーナーにしか教えられない』と言われました。 “諦めたまま” が続いています」(着物店女性経営者)と立腹していた。
また、近所のカフェ店主は「謝罪は一切ないですね。店内にあったアーケードゲーム機はほとんどなくなりましたが、建物は火災後からそのままです。中はネズミやイタチの巣になっていて困ってますよ。アーケードは組合費で修理したそうです。1000万円かかったと聞きました。店はどうするんですかね? いつまでも放置されると困るんですよ……」と戸惑いを隠せなかったー。