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「米軍は6月に北朝鮮を爆撃する」副島隆彦と高永喆が断言

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.03.26 06:00 最終更新日:2018.03.26 07:26

「米軍は6月に北朝鮮を爆撃する」副島隆彦と高永喆が断言

『写真:米空軍』

 

 トランプ当選を当てた男・副島隆彦が、元韓国国防省で北朝鮮情報分析官を務めた高永喆と緊急討論! 恐ろしいことに「6月、北朝鮮の先制攻撃後に爆撃」で2人の見解は一致した。大予言は、再び当たるか?

 

副島 オリンピックが終われば、南北融和ムードは一変して戦争モードにガラリと変わる。

 

ーートランプ大統領誕生を予言し、的中させた評論家・副島隆彦氏が言い切る。この言葉に、元韓国国防省情報分析官の高永喆氏が応じた。

 

高 その兆候は五輪開催中からありました。「ワシントン・ポスト」によれば、ペンス米副大統領と金正恩の妹、金与正が秘密会談する合意があった。直前に北朝鮮が中止を申し入れてきたというのですが、じつはアメリカが、北朝鮮が対話を拒むように仕向けたのです。

 

ーーペンス副大統領は、北朝鮮に撃沈された韓国の哨戒艦「天安」の慰霊碑の前で、北朝鮮を「ならず者国家」と非難した。こうしたアメリカの挑発に乗った北朝鮮が、対話を拒否したのが真相だというのである。

 

高 これで北朝鮮は、アメリカの攻撃を回避できるラストチャンスを失ってしまった。イバンカが五輪閉会式に出たが、この流れは変わらないでしょう。私は米軍が北朝鮮を空爆する可能性は90%に高まったとみています。

 

副島 私は去年の4月に「爆撃は来年の4月だ」と予言しましたが、2カ月先の6月に延ばしました。その理由は韓国の文在寅大統領が金正恩にべったりとくっついて「民族統一」という大きな球を世界政治に投げ込んだからです。

 

 しかし、アメリカはこれ以上、待たない。1年もかけて、ものすごいお金をかけて準備してきたわけです。韓国の文在寅大統領が何を言おうが、6月に爆撃するでしょう。それが大国政治というものです。

 

高 私も、ほぼ同じ考えです。北朝鮮は南北の対話路線を採る一方で、アメリカを標的とする核ミサイルは手放さないと言い続けている。アメリカが、それを許すことはありえません。いま、米海軍全体の6割の艦船が西太平洋に展開しています。

 

 嘉手納、横田、三沢、岩国、そして韓国・烏山の米軍基地は輸送機、戦闘機、戦略爆撃機で満杯になっている。空爆が近づいている証拠です。アメリカは「本気」だということですよ。

 

副島 アメリカは攻撃する前に、北朝鮮にミサイル1発くらいは撃たせると思いますが、どうですか?

 

高 北朝鮮がグアムかハワイ近海にミサイルを着弾させたら、アメリカは「待ったなしのチャンス」として空爆する口実ができるわけです。相手を挑発して、先に攻めてくるように仕向ける。それがアメリカのやり方です。「パール・ハーバー」がまさにそうでした。

 

副島 攻撃の直前に、どうしてもやらなければならないのは国連決議です。総会決議までは無理でも、40〜50カ国が参加する拡大安保理で「北朝鮮の核・ミサイル開発は世界の脅威だから軍事行動をとる」と決議する。
 私は当初、「4月空爆」説でしたが、国連決議の段取りを考えれば「6月空爆」ということになるのです。

 

ーー戦争となれば、韓国、そして日本にも多大な犠牲が出るとの予測もある。だが、両氏は明確に否定した。

 

副島 今回はラージ・ウォー(大きな戦争)にはならない。マネージド・スモール・ウォー(管理された小さな戦争)を急いでやって、アメリカはさっさと撤退する。被害を最小限度にする。

 

高 アメリカのマティス国防長官は、「ソウルや東京に被害が発生しない、民間人が犠牲にならない作戦計画はある」とはっきり言っていますね。

 

副島「朝鮮半島有事の際、日本で400万人が死ぬ」と大真面目に言っている評論家がいるが、はっきり言っておく。日本に核ミサイルは飛んで来ない。いたずらに不安になる必要はないのです。

 

高 今の戦争は最先端の電子攪乱戦です。サージカル・アタック(外科手術的攻撃)といいますが、外科手術の前に麻酔を打つように、北朝鮮の通信網、コンピュータ・ネットワーク、そして電力施設を麻痺させてから空爆に踏み切るんです。

 

副島 北朝鮮は反撃してこないんですか?

 

高 反撃の余力はありません。米軍は最初から最大のサルボー・ファイヤー(一斉爆撃)をかける。2000発以上のトマホーク巡航ミサイルで核関連施設をはじめ、700カ所以上のターゲットをピンポイント攻撃するのです。

 

 標的情報は偵察衛星、U-2偵察機、最先端の無人偵察機グローバルホークで24時間監視している。さらにエシュロン(通信傍受システム)で北朝鮮の有線・無線の通信を傍聴して暗号解読までしている。

 

 私が韓国国防省にいた当時と比べて、いまは格段に精度の高い情報分析ができるのです。こうした複数の情報をクロスチェックしながら分析するので、最長で24時間以内に、相手の攻撃の兆候がわかる。その段階で先制攻撃するのです。

 

副島 米軍は北朝鮮の核関連施設を空爆で破壊した後、すぐに撤退する。そして中国・人民解放軍が北朝鮮に進撃し、制圧する。その兵力は多くても20万人。おそらく1週間以内に平壌を押さえるでしょう。

 

 中国が北朝鮮を制圧した後、金正恩体制を崩壊させて、金漢率の政権を作らせる。漢率は、マレーシアの空港で暗殺された金正男の長男です。指導者を取り替えることで、この戦争は1カ月以内に収束するはずです。

 

高 でも、彼はまだ22歳と若い。新体制のトップは、金正恩の叔父にあたる金平一だと思いますね。金平一はフィンランド大使、ポーランド大使を経て、いまはチェコ駐在大使です。

 

ーーでは、権力の座を追われた独裁者はどんな末路を辿るのか。

 

副島 金正恩はロシアにルートがあるからプーチンが逃がすでしょう。北朝鮮のロシアとの国境近くに、ロシアのウラジオストクに行く高速道路があって、下がトンネルになっている。そこに線路が敷いてあって、金正恩の家族をそこから逃がすという説があります。

 

高 私は中国だと思います。中朝国境の三池淵というところに、中国につながっている高速道路があるんです。ふだんは閉鎖されていてほとんど使っていない。有事の際に金正恩一族がその道路を通って逃げるためにあるといわれています。

 

ーー米軍の空爆開始から北朝鮮の新体制移行、その背景にある大国間の思惑。副島氏の新著『米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日』(光文社刊)には「北朝鮮処理」のシナリオが詳細に描かれている。

 

副島 韓国の文在寅大統領が同じ民族として北朝鮮との統一を願う気持ちはよくわかる。でも、それは無理なんですよ。「北朝鮮処理」のシナリオは、米中にロシアを加えた3大国の間で、すでに話がついているんです。それに抗うことはできない。それが国際政治の冷徹なリアリズムなんです。

 

ーーこれはたんなる予測ではない。まさしく近未来を言い当てる「予言」なのだ。

 

そえじまたかひこ
評論家。1953年、福岡県生まれ。政治思想、歴史、経済分析などの多分野で真実を暴く。著書に『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社)など多数。

 

コウヨンチョル
拓殖大学客員研究員、元韓国国防省北朝鮮分析官。1953年、韓国全羅南道生まれ。各メディアで、独自の情報網から北朝鮮問題を解説。佐藤優氏との共著『韓国左派の陰謀と北朝鮮の擾乱』(ベストセラーズ)など

 

(週刊FLASH 2018年3月13日号)

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