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インターポール総裁が行方不明!中国政府が身柄拘束を認める社会・政治 2018.10.08

写真:AP/アフロ

 

 中国で高額所得番付トップだった女優のファン・ビンビンさんが、3カ月の行方不明の後、中国の税務当局に脱税疑惑で拘束されていたことが明らかになった。

 

 彼女はいくつも会社を経営しており、会社と結託し、映画の出演料を過少申告することで23億円を脱税したとされる。本人は罪を認め、年末までに146億円の追徴課税や罰金を支払うことができれば、刑事責任を免れることになるという。

 

 

 そこに飛び込んできたのが、更なる大物の失踪事件だ。こちらは国際刑事警察機構(通称インターポール)の総裁で、中国人のメン・ホンウェイ氏(64歳)。

 

 インターポールといえば、世界190の国・地域が加盟する「警察組織の国連」とも呼ばれ、国際犯罪の捜査連携を目的としている。逃亡犯罪者の手配書を発行したり、指紋や顔写真などのデータベース化を進めてきた。本部はフランスのリヨンに置かれている。

 

 そのトップに中国人として初めて就任したのがメン氏である。中国では公安畑を40年近く歩んでおり、現在も公安省の次官を兼務している。

 

 2016年に選出されたときには、習近平国家主席が直々に「素晴らしい決定だ。中国が世界の犯罪やテロを取り締まる先頭に立つことになる」と大絶賛。まさに「中国の警察を代表する世界的な顔」に他ならない。

 

 そんな期待の大物が、9月下旬にフランスから中国に一時帰国した際、北京空港で国家監察委員会によって拘束された。フランスにいる妻が「夫と連絡が取れなくなった」とリヨンの警察に届けたことで、フランスと中国の新たな火種となった。

 

 インターポールの本部も総裁の行方不明という前代未聞の事態にウロウロするばかり。フランス政府経由で中国政府に問い合わせをしているが、「何ら回答がない」とのこと。

 

 だが、7日、インターポールは総裁から辞表が届いたと発表。また、中国政府もメン総裁の身柄拘束を認めた。

 

 実は近年、中国から、政府の幹部や大富豪たちが資金と情報を持って海外に逃亡するケースが増えている。

 

 たとえば、中国で大成功した実業家クオ・ウェンクイ氏はアメリカに脱出後、中国政府の幹部による腐敗事例を次々と暴露。前述のファン・ビンビンが習近平政権の中枢とも絡んでいたことまで明らかにした。

 

 その真偽は不明だが、事態を重く見た中国政府は、インターポールのメン総裁に対して、クオ氏の手配書を発行させ、何とか拘束しようと躍起になっていたようだ。

 

 しかし、クオ氏は非協力的だったようで、どうやら、中国政府はメン総裁がクオ氏を泳がせており、一蓮托生の関係ではないかと疑っているらしい。今後の成り行きでは、ファン・ビンビン事件より大きな爆弾となるかもしれない。
(国際政治経済学者・浜田和幸)

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