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手書き強要に反旗…「全自動筆記マシーン」作者は早稲田大学2年生

社会・政治 投稿日:2019.10.26 06:00FLASH編集部

手書き強要に反旗…「全自動筆記マシーン」作者は早稲田大学2年生

写写丸が姿を見せた

 

 レポート、履歴書、手紙……。テクノロジーがいかに進もうと、この世には「手書き」こそがよしとされる書き物が、一定数、存在している。しかし、そんな現状に異を唱えるべく、「全自動レポート作成マシン」と呼ばれる装置を作り出した男がいた。

 

「令和の時代にもなって、手書き強要っておかしいじゃないですか。自分の持てるすべての技術を使って、抵抗してやろうと思ったんです」と、早稲田大学理工学部2年のたむさんが語る。

 

 

 マシン自体は、PCから受信した文章を、備え付けられたペンが自動で動いて紙に書いていくもの。文字だけでなく、イラストにも対応できるという。

 

 たむさんは「設計から完成まで3週間ぐらいかかりました。装置を作ること自体は意外と簡単でした。むしろ、いかに手書き感のある字を書かかせるか、という段階が大変でしたね」と語る。

 

 普段からパソコンで使用されているようなフォントを使うと、どうしても機械っぽい文字になってしまう。そこでたむさんは、手書きフォントを一から作ることにしたという。

 

「まずは明治大学の教授の論文を参考にして、手書きフォント作成のためのソフトウェアを自作しました。どうにかソフトウェアが完成した後も、実際に文字を登録する作業が膨大でした。ソフトウェア上に、ペンタブレットを使って文字を書いていき、一文字一文字登録していきました。常用漢字とされている2136文字に加えて、ひらがな・カタカナなんかも加えて、約2400字を登録しました。手書き感には自信がありますよ!」(たむさん)

 

 たむさんによれば、過去にも似たような装置は存在していたという。

 

「プリンターが普及する前は、X軸とY軸を動かして文字を書く『ペンプロッター』と呼ばれる機械があったんです。でも、いまの人たちは知らないので、ペン先が一角一角動いて文字を書いている姿に、目新しさとか面白さを感じてくれたのかなと。我ながら、何回見ても飽きないですからね」

 

 せっかくなので、本誌もイラストを描いてもらうことにした。「わかりました。ちょっと微調整してもいいですか?」と言いながら、ドライバーでちまちまとねじを締めなおすたむさん。手作り感が満載である。

 

 板の上に用紙をセットし、いよいよ描写スタートだ。「キュイーン」という音とともに、ペン先が軽快に動く。あれよあれよと頭の輪郭、目、胴体が描かれていき、ものの1分ちょっとで写写丸イラストが完成してしまった。

 

 写写丸が描かれている間も話を聞いていたが、どうやらたむさん、彼女と3カ月前に別れてしまい、フリーの身だという。「じゃあ次に好きな人ができたとき用に、この装置でラブレター書きましょうよ」と悪ノリで提案すると、「匿名ですし、顔も出ないし、なんでもいいっすよ」と快諾されてしまった。

 

最高のラブレターを自動筆記

 

 そうして書かれたのがこちら。かの与謝野晶子が『みだれ髪』の中で歌った代表作「道を云はず後を思はず名を問はず ここに恋ひ恋ふ君と我と見る」。道徳も未来も周りも関係なく、お互いだけを恋して見つめ合っている私たちです、といった意味の情熱的な歌である。

 

 今回の描画時間は、漢字で画数が多かったため、3分弱という結果だった。

 

 取材の最後、お礼とともに「好きな人ができたら、ぜひあのラブレターを送ってください」と言ってみると、たむさんから「このラブレターを送られて『まぁ素敵!』なんて思う女性、いたら紹介してください」と皮肉のきいた返答が。たしかにそんな人、どこにもいないかも。

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