ヤンキースとの7年契約を終え、フリーエージェントとなった田中将大(32)が、2021年から古巣の楽天に復帰することが決まった。2年契約で、年俸は日本球界最高となる「9億円プラス出来高」だ。
「MLBは、コロナの影響で試合数も観客動員数も減り、各球団とも財政的に苦しくなりました。結局、ヤンキースが田中を引き止めることはありませんでした。他球団から15億円ほどの条件でオファーがあったといわれていますが、先発3〜4番手という評価で、田中は納得できなかったようです」(スポーツ紙記者)
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ともあれ、2013年に「シーズン無敗で最多勝」という記録を残して日本を去った球界の至宝が戻ってくるのだから、野球ファンにとっては慶事だ。さらに、田中の復帰で、とある業界も沸いているという。
「テレビ業界と広告業界ですよ。今後、田中さんは仙台で暮らすことになります。田中さんは愛妻家としても知られていますから、当然、妻の里田まいさん(36)も帰国するでしょう。その里田さんを狙っているんですよ」(芸能記者)
里田は、アイドルグループ「カントリー娘。」のメンバーとして、2002年に芸能界デビュー。その後、『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)で珍回答を連発する “おバカキャラ” で人気を博した。田中とは2012年に結婚し、4歳の息子と1歳の娘をもうけている。
「里田さんの “おバカキャラ” は、あくまでテレビ向けの顔。実際は頭の回転が速い女性で、セルフプロデュースにも長けています。
事実、田中さんとの結婚を機に仕事をセーブし、田中さんの体を気遣う手料理を披露するなど、結婚生活をブログで小出しにする作戦を成功させました。いまやメジャーリーガーを支える “よき妻キャラ” として好感度抜群です」(テレビ局関係者)
その好感度を狙って、NHKと民放各局が一斉に里田に出演オファーを出したという。
「バラエティや情報番組、ワイドショーまで、ジャンルはさまざまです。日本に帰ってきたという『ご挨拶』的な出演もあれば、コメンテーターとしてレギュラー出演を依頼している番組もあります」(同前)
広告業界も、里田に攻勢をかけている。
「家庭用品や食料品、ファミリーカーなどのCMにぴったりです。年間契約料2500万円の条件で里田さんとクライアントの両者に営業をかけています」(広告代理店関係者)
だが、舞い込む仕事をすべてこなそうとすれば、当然、里田は東京に釘づけとなる。
「正直、我々としては田中さんには仙台へ単身赴任をしてもらい、里田さんには東京で暮らしてほしいです。実際、同じ楽天の涌井秀章投手(34)の妻でタレントの押切もえさん(41)は、夫が住む仙台には行かず、東京で芸能活動を続けています。この夫妻を、手本にしてもらうことはできるはず。
里田さん本人も、育児や私生活と両立できることを前提に、芸能活動への意欲はあると聞いています」(同前)
だが、田中の胸中は複雑なものになる。
「田中はヤンキース時代、家族4人でセントラル・パークを散歩することを、なにより楽しみにしていました。それほど、家族と過ごす時間を大切にするタイプなんです。仙台でも家族揃って暮らすことを望むでしょう。
それに、楽天との契約はたったの2年。契約にはシーズン終了後のオプトアウト(契約解除)の条項が入っているようです。田中が再びメジャーを目指すのか、日本球界に骨を埋めるのか、里田さんの将来も、それ次第です」(スポーツ紙記者)
ビッグカップルが、球界もテレビも席巻するのが、今から楽しみだ!
(週刊FLASH 2021年2月16日号)