原辰徳 ”恐喝側は暴力団”を証明する「小指欠損と杯事」写真
今年上半期、球界に激震が走った巨人・原辰徳監督(54)の1億円恐喝問題。原監督が、かつて不倫関係にあった女性の日記をネタに恐喝され、元暴力団関係者らに1億円を支払っていたという。報道合戦が加熱するなか、巨人は、一連の情報は元GMの清武英利氏(61)だと決めつけ、事件の矛先を変えることに躍起になるありさまだった。
本誌は1枚の写真を入手した。ある暴力団関係者が、舎弟(弟分)に昇格したことを祝う席で撮られたものだ。中央には山口組傘下S会の直参組長O。’09年、巨人に対し脅迫行為を繰り返し、威力業務妨害の容疑で逮捕された人物だ。その左に座るのは、このときO組長の舎弟になったH。’06年に、原監督から1億円を恐喝した2人のうちの1人である。
写真は’04年ごろに撮られたもの。つまり原監督を恐喝したとき、すでにHはOの舎弟だったということだ。しかも、写真を見ると、左手小指が欠損していることがわかる。原監督を恐喝した側の人間3人のうち、2人がそこに登場しているわけである。
原監督を恐喝した人物は暴力団関係者ではないと、巨人が強く主張するのはなぜか。反社会的勢力に金を払っていたとなると、これは明らかに野球協約に違反する。そうなると原監督のクビが飛ぶばかりか、巨人首脳部の監督責任が問われるのは必死だ。
Hはその後、’07年に北海道小樽市で起きた交通事故で死亡した。O組長も同年、組を破門になっている。原監督から恐喝した1億円の行方はわかっていない。
「’09年当時、原監督を恐喝した1人は亡くなっており、もう1人は元暴力団関係者との認識だった。被害届の提出を見送ったが、いまもその判断は変わらない」(巨人広報)
(週刊FLASH 2012年8月21・28日号)