羽生結弦「4A」成功で奇跡の大逆転へ！ 聖地に訪問するファンたちの祈り

 

　2月8日、北京五輪で開催されたフィギュアスケート男子・ショートプログラム。五輪3連覇を目指す羽生結弦は、氷上にできた穴にハマって4回転サルコーを跳べず、まさかの8位発進となった。

 

　演技を終えた羽生は、「氷に嫌われちゃったな」と苦笑い。10日に待ち受けるフリーに向けて、「演技に関してはすごく自信がある状態。あとはもう神のみぞ知る。まだ時間はあるので、ショートが終わった後の時間を有効活用しながら、みなさんの思いを受け取りつつ、完成されたものにしたい」と意気込んでいる。

 

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　現在、SPで首位となったネーサン・チェンとは18.82点差。フリーが残っているとはいえ、かなり苦しい展開なのは間違いないが、五輪3連覇への道は、完全に閉ざされたわけではない。

 

「羽生選手は、2017年のヘルシンキ世界選手権では、ショート5位と出遅れましたが、フリーで首位との10.66点差を逆転させ、優勝を果たしています。

 

　今回も “奇跡の大逆転” の可能性は残っており、そのカギとなるのが、クワッドアクセル（4回転半ジャンプ、4A）です。いまだ公式戦では誰も成功させたことのない最高難度のジャンプですが、かねて羽生は挑戦すると公言しています。

 

　2021年の全日本で初披露したときは、両足での着氷でダウングレード判定となりましたが、クワッドアクセルは最も基礎点が高く、フリーで成功させれば大きな得点源になる。ネーサン・チェンを上回る可能性も、まだ残っているのです」（スポーツ誌ライター）

 

　9日の練習では、クワッドアクセルの調整に励む羽生の姿も見られた。SNS上は、羽生のフリー成功を祈る声であふれている。

 

《お願い羽生くんにクワッドアクセル成功させてあげて……》

 

《オリンピックの舞台で4A成功を一緒に喜びたい。ひたすら成功を祈るばかり》

 

《五輪の神様 羽生くんに4回転アクセルを跳ばせてあげてください 4回転アクセルを跳ぶ舞台に五輪ほど相応しく素晴らしい舞台はないと思います》

 

　地元・宮城県で羽生とゆかりのある神社にも、多くのファンが訪れている。その一つが、ソチ五輪後に羽生が参拝に訪れ、“聖地” として知られる仙台市の「秋保神社」だ。勝負の神をまつっており、参道にはファンが申し込んだ、羽生を応援する約100本の白いのぼりがずらりと並ぶ。

 

　神社の担当者が、本誌の取材にこう語る。

 

「年末年始にかけて、羽生さんのファンの方々がたくさんいらっしゃり、のぼりを奉納していかれました。やはりみなさん、『五輪3連覇』『クワッドアクセルの成功』を祈っておられますね。

 

　さらにSPの結果もあってか、今日は特にファンの方の参拝が多く、フリーの成功を祈る絵馬を書いていかれました」

 

　羽生のフリー演技は、10日の13時14分頃から始まる。多くのファンが、固唾をのんで見守っている。

 

( SmartFLASH )