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「ビッグボス」日ハムが6戦めで初勝利! 18連敗した“不名誉”記録の大物先輩がエール「開き直れ!」

スポーツ 投稿日:2022.04.02 11:00FLASH編集部

「ビッグボス」日ハムが6戦めで初勝利! 18連敗した“不名誉”記録の大物先輩がエール「開き直れ!」

3月29日、札幌ドームでのホーム初戦で挨拶するビッグボス

 

「ひとつ勝つことが難しいのが野球ですから。彼も監督をやってみて、ヒシヒシと感じているんじゃないですかね。ただ、プレーするのは選手ですから。今はいろんな形を試しているみたいだし、これで選手の特長がわかったでしょうから、ある程度メンバーを固定すれば勝ち始めますよ」

 

 そう語るのは、現役時代は西武の黄金期を支え、引退後はロッテのコーチなどを務めた平野謙氏(66)である。そして、平野氏が「彼」と呼ぶのが、日本ハムの新監督に就任した「ビッグボス」こと新庄剛志監督(50)である。日ハムは球団史上25年ぶりとなる開幕5連敗を喫したが、ついに6戦めで初勝利を挙げた。

 

 

 なぜ平野氏が、連敗中の新庄日ハムを語るのかといえば、彼がロッテのコーチ時代、5連敗どころか日本球界最多となる18連敗を記録したからだ。新庄監督へのアドバイスという意味でも、当時を振り返ってもらった。

 

「今思うと、連敗中は選手間の会話がどんどん減っていった感じでした。また、試合でリードしていても、終盤に逆転されるんじゃないかといった恐怖心と戦っていたようにも思います。とにかく『ゲームセット!』の声を聞くまで気が抜けなかったというか…」

 

 連敗を抜け出すきっかけをつかむには、どうすればいいか?

 

「ここまで、新庄君も何かを変えなければという焦りはあったと思います。でも、違うことを試して勝てなかった場合、逆にどんどん深みにはまっていってしまうんです。だから負けが込んだときも、今までやってきた積み重ねを信じてほしいと彼には伝えたい。

 

 野球は『つながり』のスポーツ。各打者は次の打者につなぐことが重要だし、投手は打者と一人で戦っていると思われるかもしれませんが、打ち取って次のリリーフに襷を渡すことも多くある。この『つながり』が流れを生み、勝利のための大事な要素になる。新庄君には『つながり』を意識してもらいたい。

 

 あとは、勝てないことが続いても、『いつかは勝てる』といった開き直りも必要になってきます。気持ちだけでもポジティブに切り替えることが重要。まあ、いちばんの薬は勝利であることに間違いありません。とにかくこの一勝が、日ハム復活のきっかけになることを願っています」

 

 新庄監督は試合前、「ストーリーはこれから。シナリオとしては最高じゃないですか」と、あくまでも強気な姿勢を崩そうとしなかった。ここから逆襲の物語が始まるか。

 

( SmartFLASH )

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