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時価最高1400万円!大谷翔平の「お宝サイン」をゲットするには「観客少ないアウェイ球場が狙い目!」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.04.24 06:00 最終更新日:2022.04.24 06:00

時価最高1400万円!大谷翔平の「お宝サイン」をゲットするには「観客少ないアウェイ球場が狙い目!」

シーズン前のオープン戦では、試合前にたびたびファンサービスをする大谷の姿が見られた(写真・ロイター/アフロ)

 

 鈴木誠也(27)の “神ってる” 活躍ぶりが話題のメジャーリーグだが、今年も主役は、やっぱりロサンゼルス・エンゼルスの “二刀流男” 大谷翔平(27)だろう。3年ぶりに入場制限をおこなわず開催された開幕戦には4万5000人超のファンが駆けつけ、投手&1番打者としてコールされると、スタンドから地鳴りのような大声援を浴びる人気ぶり。

 

 

 そんなスター選手ゆえに、サイン入りグッズはオークションで常に高額で落札されている。昨年のオールスター戦仕様のサイン入りユニホーム(未使用)が、1400万円超えで競り落とされて話題になったのは記憶に新しいところだ。つまり大谷は、今ファンがいちばんサインを欲しがるメジャーリーガーなのである。

 

 そこで今回、多くのスター選手のサインをゲットしてきたプロレスカメラマンであり、メジャーリーグ通の大川昇氏に “一流メジャーリーガーからのサインのもらい方” を聞いた。今シーズンから規制緩和により、ファンサービスも解禁。憧れの大谷からサインをもらえる方法とは?

 

「結論を先に言ってしまうと、大谷選手は現在もっともサインをもらうことが難しいメジャーリーガーです。とくにホーム(エンゼル・スタジアム)では、ほとんどサインをしません。メジャーリーガーは、試合前にグラウンドで練習後にサインをする傾向がありますが、ホームでの大谷選手は、室内で打撃練習をするため、試合直前まで姿を見せることがないんです。

 

 私がおすすめするのは、観客動員に苦戦しているアウェイの球場ですね。同じア・リーグのタンパベイ・レイズのトロピカーナ・フィールドと、ナ・リーグのマイアミ・マーリンズのローンデポ・パークのライト側最前列付近で、大谷選手がたびたびサインに応じる姿が報じられていますし、競争率も下がるため狙い目です。

 

 今季はキャンプ地のアリゾナで、ファンにサインをしている様子が連日報道されていたので、例年に比べてチャンスは増えているでしょう」

 

 ちなみに、2019年にエンゼル・スタジアムの年間シート購入者の特典としておこなわれた、ファンをグラウンド内に招いてふれあうイベントでも、多くの選手はサインOKだったが、大谷は記念撮影と握手のみの対応だった。大谷がむやみにサインをしない理由には、各所との契約上の理由があるようで、MLB公式のショップやオークションなどでゲットするのが確実な方法ではあるようだ。

 

「ですが、コロナ禍によって交流ができなかったファンへの感謝の気持ちを表わすかのように、今季の大谷選手は積極的にファンサービスをしているように思われます」

 

 次に、日本人選手を含めたメジャーリーガーからのサインのもらい方を聞いた。

 

 メジャーリーグの球場の多くは、車を使わないと行けない場所にあるが、大川氏いわく「ニューヨークのヤンキー・スタジアムとロサンゼルスのエンゼル・スタジアムは、日本人観光客も行きやすい場所にある」とのこと。そして、この2つの球場には、それぞれサインをもらいやすいスポットがあるという。

 

「まずヤンキー・スタジアムですが、試合開始2時間前の開場と同時に、レフト側のポール際を目指してください。このあたりで、ビジターチームのブルペン(中継ぎ投手陣)が集まって練習するからです。ニューヨークは選手にとっても特別な場所なのか、練習後にサインをしてくれる確率が高い穴場だといえます」

 

 大川氏はここで、ドジャース時代の前田健太、レンジャーズ時代のダルビッシュ有など、多くのメジャーリーガーからサインをもらっている。ダルビッシュは、先発登板の翌日にファンサービスをする傾向があるという。前田の場合は、連日球場に通って顔を覚えてもらったことで、サインをもらえたそうだ。

 

 次にエンゼル・スタジアムだが、ある “特等席” がおすすめとのこと。

 

「ベンチのすぐ横に “ダイヤモンドフィールドボックス” という、グラウンドに隣接した18席限定の年間シートがあります。この席は時々、『StubHub』というMLB公認リセールサイトで販売されているので、見つけたら即買いをおすすめします。

 

 MLBの “アイコン” として知られているマイク・トラウト選手はスタメン出場する際、試合開始5分前にグラウンドに出てきてファンサービスをするのがルーティンになっています。この席に座っているお客さんはいわばVIPですから、選手も快くサインをしてくれるんです。

 

 日本円で平均5万~12万円(対戦チームにより価格は変動)と高額なチケットですが、トラウト選手のサインゲット率90%を考えれば、価値はあると思います(デーゲームは出場しない場合が多いので注意)」

 

 大川氏は、トラウトからボールやフィギュア、キャップなどにサインをもらっている。大川氏はボールの場合、サインを書いてもらう場所にもこだわりがあるという。

 

「まず、MLBの公式球であること。そして、ボールの縫い目と縫い目の狭くなっている “スイートスポット” と呼ばれる位置にしてもらうと、より価値があるといわれています。ただ転売を警戒して、そこにサインすることをいやがる選手もいます。そういうときは、宛名を入れてもらうように頼むと、転売目的ではないと安心されます」

 

 ちなみに、日本のプロ野球を経験してメジャー入りした選手は、日本人ファンに好意的なことが多く、サインをもらえる確率は上がる。また交流戦(インターリーグ)で、ふだんは訪れない球場に来たビジターの選手のほうが、ファンサービスをしてくれる傾向があるという。

 

「どの球場にも共通することですが、家族と一緒に観戦すると、サインをもらえる確率は上がります。これは『メジャーリーガーは紳士たれ』という教訓があり、子供、女性の順番でサインをする傾向があるからです。成人男性は残念ながら最後です(笑)。

 

 また、エンゼル・スタジアムではファンサービスの一環として、土曜日の試合後に花火大会が開催されることがあり、この日はグラウンドを開放するので、選手も気軽にサインに応じてくれます。イベントもチェックしておきましょう」

 

 今シーズン後、移籍の可能性が囁かれている大谷。エンゼルス最終年にゲットしたサインとなれば、価値高騰は必至だ。全米を熱狂させる “二刀流” を生観戦しつつ、憧れの “お宝” をゲットしよう!

 

取材&文・入江孝幸

 

( 週刊FLASH 2022年5月3日号 )

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